中期スケジューラとは? わかりやすく解説

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中期スケジューラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 04:28 UTC 版)

スケジューリング」の記事における「中期スケジューラ」の解説

中期スケジューラは仮想記憶方式システムに必ず存在しプロセス主記憶から二次記憶ディスクなど)に一時的に退避したり、その逆に二次記憶から主記憶プロセス戻したりする。このような処理を「スワップアウト」および「スワップイン」と呼ぶ。中期スケジューラは、長期間ブロックされているプロセス優先度の低いプロセス頻繁にページフォールト発生するプロセス大量メモリ確保しているプロセスなどをスワップアウトして主記憶を他のプロセスのために空ける。また、主記憶余裕生じたときやブロックされていたプロセス起動した場合などに、スワップアウトされていたプロセススワップインする。 多くシステムではスワップアウト発生する前にページ置換アルゴリズム働いて主記憶空き容量増やそうとする。そのため、中期スケジューラはある意味長期スケジューラとも呼べるような位置づけとなっている。ページ置換一般に特定のプロセス使用している全メモリ一度解放するような動作はせず、システム全体使用頻度の低いページターゲットとする。そのように置換され対応する物理メモリなくなった仮想ページへのアクセスページフォールト発生し例外処理延長でページインが行われる。実際スワップアウト発生するほどメモリ容量逼迫する状況では、システム設計段階予定されていた性能発揮できない可能性高く、なるべくページ置換で済むようにメモリ負荷事前予測立てるのが通例である。

※この「中期スケジューラ」の解説は、「スケジューリング」の解説の一部です。
「中期スケジューラ」を含む「スケジューリング」の記事については、「スケジューリング」の概要を参照ください。

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