中期ガリフナ語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 08:28 UTC 版)
セントビンセント・グレナディーンにまで勢力を伸ばしてきた英国との戦いの末に、1796年に降伏したガリフナが、その後、追放されて、中央アメリカの他の地域へ命からがら移住せざるをえなくなり、ホンジュラス沖のロアタン島を皮切りに更に中央アメリカのカリブ海沿岸部一帯へと、ガリフナの居住地域が広がりを見せたのが、この時期(1797年 - 1985年)である。その広がりの結果、これまでは1つの纏まった集団内での十分に統一の取れた言語であったものが、広がった各地域毎に少しずつ、相互理解可能な範囲での言語的差異が生まれ始め、ベリーズのガリフナ語、グアテマラのガリフナ語、ホンジュラスのガリフナ語、ニカラグアのガリフナ語、といった具合に枝分かれしていき、かつ夫々の地域で、先住民、英語圏出身住民、スペイン語圏出身住民、その他のアフリカ系住民等と文化的に交わった相互作用で更に、各地のガリフナ語は夫々個別に変化していくこととなった。
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