中央地方指定交流競走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 03:42 UTC 版)
「中央競馬のオープン特別競走」の記事における「中央地方指定交流競走」の解説
この節で取り上げる中央地方指定交流競走は、指定交流競走の一種であるが地方競馬のサラブレッド系およびアラブ系の古馬が出走可能な競走である。 嚆矢は1973年に創設された地方競馬招待競走で1986年に重賞のオールカマーが地方競馬に開放されたため廃止されたが、1992年からローカル開催の各競馬場に地方競馬所属馬に門戸を開いたオープン特別競走が各競馬場に年1回ずつ設定され、1994年のテレビ愛知オープンでトミシノポルンガ(笠松)、1999年の吾妻小富士オープンでタマルファイター(高崎)が優勝した他、かつてはモリユウプリンス(岩手)やアラブのインターロッキー(園田)、トチノミネフジ(大井)など地方競馬の強豪が出走し話題を集めたが1995年の「交流元年」から数多くの重賞競走にも地方競馬所属馬が出走可能となっている。ただし現在も中央競馬では在籍が認められていないアラブ系競走馬が出走可能な数少ない競走ではあるものの、中央競馬がアラブ系競走を廃止した1996年以降の出走は無い。 小倉日経オープン - 1992年から地方競馬交流(1992年のみ小倉日経賞) 札幌日経オープン - 1992年から地方競馬交流(1992年のみ札幌日経賞) 巴賞 - 1997年から地方競馬交流。 ひまわり賞 - 1997年から地方競馬交流。 福島テレビオープン - 2002年から地方競馬交流(2011年のみ夏至ステークス) 朱鷺ステークス - 2009年から地方競馬交流。 なお2007年は馬インフルエンザの影響により地方競馬との交流は取りやめとなり、NSTオープン、小倉日経オープン、札幌日経オープンはそれぞれNST賞、小倉日経賞、札幌日経賞として条件特別戦で実施した。 また、過去に中央地方指定交流競走の古馬のオープン特別として行われた競走としては以下の競走がある。副賞を提供する会社の影響や、番組編成上の都合で他の競走に変更となっている。 BSNオープン - 1992年から1999年まで地方競馬交流(1992年のみBSN杯)。2000年よりBSN賞。 テレビ愛知オープン - 1992年から2011年まで地方競馬交流(1992年のみテレビ愛知賞)。 吾妻小富士オープン - 1993年から2001年まで地方競馬交流。2003年から2019年まで条件戦の吾妻小富士賞。2020年より吾妻小富士ステークス。 シーサイドオープン - 1994年から地方競馬交流。1996年に重賞格上げ、1997年にエルムステークスに改称。 NSTオープン - 2001年から2008年まで地方競馬交流。2009年よりNST賞。
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