中国外における道教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 03:56 UTC 版)
道教は特にアジアにおいて伝播し、各地域の文化にさまざまな影響を与えた。現在、シンガポールにおいては総人口の3割ほどが道教信者であるほか、香港でも熱心に信仰されている。道観の最大の拠点は台湾に置かれている。また、西洋においては仏教・儒教ほど普及したわけではないが、華人の住む地区には道教信徒コミュニティが多く存在するほか、道教の技術や実践に対する関心は高い。 たとえば、道教の寺院の媽祖廟(海上守護・航海安全の祈願)は、もともと海難の予言を行った福建の巫女を祀ったものであり、アジアの沿海地域(シンガポール・台湾・日本など)に数多く存在する。また、関帝廟(関聖廟・関聖帝君廟・武帝廟・老爺廟)も山西商人によって商業神として広められ、各地に存在する。 「台湾の宗教」および「中国の民俗宗教」も参照
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