中国四国間連系線
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四国エリアと中国エリアとは、電源開発送変電ネットワークが所有する本四連系線で連系する。本四連系線は、四国電力送配電の讃岐変電所(香川県綾歌郡綾川町)と中国電力ネットワークの東岡山変電所(岡山県赤磐市)とを結ぶ500 kV2回線の送電線で、亘長は127.0 kmである。瀬戸大橋に添架したOFケーブルで瀬戸内海を横断する。 中国四国間の連系は、大正時代から構想されていたが、1962年(昭和37年)10月に運転を開始した電源開発の中四幹線で初めて実現した。中四幹線は、電源開発伊予変電所(愛媛県西条市)と中国電力広島変電所(広島市)との間の125 kmにわたる220 kV送電線であった。瀬戸内海横断部分は、愛媛県今治市波止浜から芸予諸島を経て広島県竹原市忠海に上陸するルートで(大三島まではしまなみ海道と同様のルート)、全て架空線であった。中でも、大久野島と忠海との間は、径間2,357 mの架空線であり、両側の鉄塔の高さは、避雷針を含め226 mという日本の送電用鉄塔では前例のないものであった。2000年(平成12年)に本四連系線2回線が完成したため、中四幹線は廃止された。
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中国四国間連系線
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「中国電力ネットワーク」の記事における「中国四国間連系線」の解説
中国地方の電力系統と四国地方の電力系統とは、電源開発送変電ネットワークが所有する本四連系線で連系している。本四連系線は、四国電力送配電の讃岐変電所(香川県綾歌郡綾川町)と中国電力ネットワークの東岡山変電所(岡山県赤磐市)とを結ぶ500 kV・2回線の送電線で、亘長は127.0 kmである。瀬戸大橋に添架したOFケーブルで瀬戸内海を横断し、さらに、児島湾の入り口(岡山水道)を径間1,575 mの架空線で横断する。 中国四国間の連系は、大正時代から構想されていたが、1962年(昭和37年)10月に運転を開始した電源開発の中四幹線で初めて実現した。中四幹線は、電源開発伊予変電所(愛媛県西条市)と中国電力広島変電所(広島市)との間の125 kmにわたる220 kV送電線であった。瀬戸内海横断部分は、愛媛県今治市波止浜から芸予諸島を経て広島県竹原市忠海に上陸するルートで(大三島まではしまなみ海道と同様のルート)、全て架空線であった。中でも、大久野島と忠海との間は、径間2,357 mの架空線であり、両側の鉄塔の高さは、避雷針を含め226 mという日本の送電用鉄塔では前例のないものであった。当初は1回線であったが、1972年(昭和47年)1月、2回線に増強された。 2000年(平成12年)に本四連系線2回線が完成したため、中四幹線は廃止された。本州-大久野島-大三島の区間は、中国電力が設備を譲り受け、110 kV大三島支線の一部となった。
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