中国や日本からの独自性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 20:02 UTC 版)
「朝鮮民族主義歴史学」の記事における「中国や日本からの独自性」の解説
朝鮮純血主義(zh:朝鮮純血主義)は、朝鮮人は古代から単一の独特で均質な人種(単一民族)として存在してきたという思想に基づいている。 中国や日本からの「人種的汚染」のない朝鮮民族の起源の物語を作るための努力の一部として、朝鮮で出版されている朝鮮人の人種の歴史は、たいてい「朝鮮人は日本人ではない」で始まる。その結果、最も政治的に正しく提唱された朝鮮人の起源は、南部シベリアから(北方系)、「南海」から、または(檀君の話のような)神話である。これらの起源の民族主義的理論の最も影響力のある表現は、金廷鶴の『朝鮮民族の形成の歴史』(1964)であり、他に、金貞培(ko:김정배 (역사학자))(1976、1987、1990)、李基白(1977、李基東(이기동)と共著 1983)、金元龍(ko:김원룡)(1970、1986、1989b)、尹武炳(윤무병)(1987)、李鍾旭(이종욱)(1993)がある。申采浩によると、朝鮮民族は檀君の子孫で、檀君は満州の夫余民族を合併し、高句麗民族の核としてその発展を終えた。 民族主義歴史学では、朝鮮は中国と日本の文化とは別の固有の文化を持つとして価値を付加される。朝鮮人への中国の文化的影響の証拠は、朝鮮人と日本人の共通の祖先の起源の証拠とともに、「朝鮮人を絶滅させる」(民族抹殺)ための「日本の帝国主義的歴史学」(日帝史観)の「邪悪な陰謀」と非難されている。申采浩は、「朝鮮」を東アジア史の基本的区分単位にしようと努め、中国と野蛮人の間の目盛によって朝鮮人を評価した儒教の歴史家によってそれが歪められていたと考えた。南北朝鮮両方の考古学者は、以前の学問に反して、朝鮮は、シベリアと満州のものに似た人工物を持つ、中国とは別の青銅器時代文化を経験したと主張している。
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