中国の類似菓子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 07:57 UTC 版)
現在の中国においては、下記のような落雁、および類似の型押して作る干菓子がある。 雲片糕(ユンピエンガオ、yúnpiàngāo)- 米粉を使った薄手の落雁で、クルミの実、ゴマなどが入ることがある。本来は雪片糕(xuěpiàngāo)と呼ばれていた。上海市、江蘇省周辺、北京市、広西チワン族自治区柳州周辺の物が有名。 桃片糕(タオピエンガオ、táopiàngāo)- クルミ入りの雲片糕の別名。重慶市雲陽県の物が有名。 杏仁餅(シンレンビン、xìngrénbǐng) - 杏仁、緑豆粉、砂糖、植物油を王冠型、コイン型、花型などの型に押して作る菓子。硬く、クッキーに似た風味がある。広東省中山市やマカオなどで土産物として売られている。 マカオの物はアーモンドクッキーと呼ばれる事もある。 緑豆糕(リュードウガオ、lǜdòugāo) - 緑豆粉、砂糖などを固めて作る。北京、桂林、厦門、台湾などの名物となっている。軟らかく、崩れやすい。ベトナムのハイズオンなどにもある。直方体に押し固めるものと、花の模様を付けた円盤状などに固めるものがある。 芝麻糕(チーマーガオ、zhīmágāo) - 緑豆糕の変種で擂りゴマを加えるもの。 峨嵋糕(熟粉类)(エメイガァオ、emeigāo) -米粉、小麦粉、葡萄糖、豆粉、麦芽糖などを冷加工した四川省峨眉山市の特産菓子。仏様へのお供え物として使用されて来た。
※この「中国の類似菓子」の解説は、「落雁」の解説の一部です。
「中国の類似菓子」を含む「落雁」の記事については、「落雁」の概要を参照ください。
- 中国の類似菓子のページへのリンク