中世に話されていた言語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 16:30 UTC 版)
「スペインの言語」の記事における「中世に話されていた言語」の解説
中世には、後に領域内の多数派言語に同化された結果消滅したいくつかの言語が話されていた: ゴート語はゲルマン民族のひとつ西ゴート族によって話されていたゲルマン語の一つ。イベリア半島で話されていたロマンス語に同化され、消滅した。 モサラベ語はイスラム教徒支配下のアル=アンダルスで、日常的に話されていたロマンス語。とくに語彙(借用語)の面でアラビア語から非常に大きな影響を受けたロマンス語の総称。キリスト教徒によるレコンキスタによってイスラム教徒支配地域の縮小とキリスト教徒諸王国による再移住策によって、キリスト教徒王国で話されていたロマンス語に同化されていった。 アル=アンダルス・アラビア語(árabe andalusí)は中世においてイスラム教徒支配地域アル=アンダルスで話されていたアラビア語の変種。9世紀から17世紀にかけて話された。グラナダ王国の征服でレコンキスタが完了、そしてその後のモリスコ追放によって、その話者の多くを失い、消滅していった。 グアンチェ語(guanche)は、スペインによるカナリアス諸島征服以前に何世紀もの間、カナリアス諸島のそれぞれの島で話されていた、様々なベルベル語を起源とする言語の総称である。 ナバーラ・アラゴン語(スペイン語版)(navarroaragonés)-ロマンス語の一つで、この言語からナバーラ語(ナバーラ方言、romance navarro)や現在のアラゴン語が派生した。
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