世界遺産の一覧 (南アメリカ) (せかいいさんのいちらん (みなみアメリカ))は、南アメリカ における世界遺産 の一覧である。なお、世界遺産センター の区分では、アメリカ合衆国 、カナダ を除く南北アメリカ諸国はすべて「ラテンアメリカ・カリブ海」に分類されている[1] 。
危機にさらされている世界遺産 (危機遺産)などについての情報は、第46回世界遺産委員会 (2024年)で決議されたものまでを含む。
国別一覧
アルゼンチン共和国
画像
登録名
登録年
分類
登録基準
ID
備考
ロス・グラシアレス国立公園
1981年
自然
(7),(8)
145
グアラニーのイエズス会伝道所群 : サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・マジョール(以上アルゼンチン)、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス遺跡(ブラジル)
1983年(1984年拡大)
文化
(4)
275
ブラジル と共有(アルゼンチン領内の登録は1984年)。アルゼンチンは構成資産5件のうち、4件を保有。
イグアス国立公園
1984年
自然
(7),(10)
303
ブラジルの世界遺産 「イグアス国立公園 」と連続性を持つ[2] 。
リオ・ピントゥラスのクエバ・デ・ラス・マノス
1999年
文化
(3)
936
バルデス半島
1999年
自然
(10)
937
イスキグアラスト/タランパヤ自然公園群
2000年
自然
(8)
966
コルドバのイエズス会伝道所とエスタンシア群
2000年
文化
(2),(4)
995
ケブラーダ・デ・ウマワーカ
2003年
文化 (文化的景観 )[3]
(2),(4),(5)
1116
アンデスの道路網カパック・ニャン
2014年
文化
(2),(3),(4),(6)
1459
ほか5か国と共有。構成資産137件のうち、アルゼンチンは13件を保有。
ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-
2016年
文化
(1),(2),(6)
1321
ほか6か国と共有。構成資産17件のうち、アルゼンチンは1件(クルチェット邸)を保有。
ロス・アレルセス国立公園
2017年
自然
(7), (10)
1526
ESMA「記憶の場所」博物館 - かつての拘禁、拷問、絶滅の秘密センター
2023年
文化
(6)
1681
ウルグアイ東方共和国
エクアドル共和国
画像
登録名
登録年
分類
登録基準
ID
備考
ガラパゴス諸島
1978年(2001年拡大)
自然
(7),(8),(9),(10)
1
危機遺産 (2007年 - 2010年)。
キトの市街
1978年
文化
(2),(4)
2
サンガイ国立公園
1983年
自然
(7),(8),(9),(10)
260
危機遺産(1992年 - 2005年)。
サンタ・アナ・デ・ロス・リオス・クエンカの歴史地区
1999年
文化
(2),(4),(5)
863
アンデスの道路網カパック・ニャン
2014年
文化
(2),(3),(4),(6)
1459
ほか5か国と共有。構成資産137件のうち、エクアドルは24件を保有。
コロンビア共和国
画像
登録名
登録年 カッコ内は拡大年
分類
登録基準
ID
備考
カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群
1984年
文化
(4),(6)
285
ロス・カティオス国立公園
1994年
自然
(9),(10)
711
危機遺産 (2009年 - 2015年)。パナマの世界遺産 「ダリエン国立公園 」と連続性を持つ[2] 。
サンタ・クルス・デ・モンポス の歴史地区
1995年
文化
(4),(5)
742
ティエラデントロ の国立遺跡公園
1995年
文化
(3)
743
サン・アグスティン 遺跡公園
1995年
文化
(3)
744
マルペロ動植物保護区
2006年
自然
(7),(9)
1216
コロンビアのコーヒー産地の文化的景観
2011年
文化 (文化的景観 )[3]
(5),(6)
1121
アンデスの道路網カパック・ニャン
2014年
文化
(2),(3),(4),(6)
1459
ほか5か国と共有。構成資産137件のうち、コロンビアは9件を保有。
チリビケテ国立公園 - 「ジャガー のマロカ 」
2018年
複合
(3), (9), (10)
1174
スリナム共和国
チリ共和国
パラグアイ共和国
ブラジル連邦共和国
画像
登録名
登録年
分類
登録基準
ID
備考
オウロ・プレット歴史地区
1980年
文化
(1),(3)
124
オリンダ歴史地区
1982年
文化
(2),(4)
189
グアラニーのイエズス会伝道所群 : サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・マジョール(以上アルゼンチン)、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス遺跡(ブラジル)
1983年(1984年拡大)
文化
(4)
275
アルゼンチン と共有。ブラジルは構成資産5件のうち、1件を保有。
サルヴァドール・デ・バーイア歴史地区
1985年
文化
(4),(6)
309
ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所
1985年
文化
(1),(4)
334
イグアス国立公園
1986年
自然
(7),(10)
355
危機遺産 (1999年 - 2001年)。アルゼンチンの世界遺産 「イグアス国立公園 」と連続性を持つ[2] 。
ブラジリア
1987年
文化
(1),(4)
445
ユネスコ記憶遺産 「オスカー・ニーマイヤー の建築アーカイヴ」と関連[5] 。
セラ・ダ・カピバラ国立公園
1991年
文化
(3)
606
サン・ルイス歴史地区
1997年
文化
(3),(4),(5)
821
ディアマンティーナ歴史地区
1999年
文化
(2),(4)
890
コスタ・ド・デスコブリメントの大西洋岸森林保護区群
1999年
自然
(9),(10)
892
大西洋岸森林南東部の保護区群
1999年
自然
(7),(9),(10)
893
中央アマゾン保全地域群
2000年
自然
(9),(10)
998
パンタナル自然保全地域
2000年
自然
(7),(9),(10)
999
ゴイアス歴史地区
2001年
文化
(2),(4)
993
ブラジルの大西洋上の島々:フェルナンド・デ・ノローニャ諸島 とロカス環礁 の保護区群
2001年
自然
(7),(9),(10)
1000
セラード保護地域:ヴェアデイロス平原国立公園 とエマス国立公園
2001年
自然
(9),(10)
1035
サン・クリストヴァンの町のサン・フランシスコ広場
2010年
文化
(2),(4)
1272
リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群
2012年
文化 (文化的景観 )[3]
(5), (6)
1100
パンプーリャの近代建築群
2016年
文化
(1), (2), (4)
1493
ヴァロンゴ埠頭の考古遺跡
2017年
文化
(6)
1548
パラチー とイーリャ・グランジ(英語版 ) の文化と生物多様性
2019年
複合
(5), (10)
1308
ロバート・ブール・マルクス 記念遺産
2021年
文化
(2), (4)
1620
レンソイス・マラニャンセス国立公園
2024年
自然
(7), (8)
1611
ベネズエラ・ボリバル共和国
ペルー共和国
画像
登録名
登録年
分類
登録基準
ID
備考
クスコ市街
1983年
文化
(3),(4)
273
マチュ・ピチュの歴史保護区
1983年
複合
(1),(3),(7),(9)
274
チャビンの考古遺跡
1985年
文化
(3)
330
ワスカラン国立公園
1985年
自然
(7),(8)
333
チャン・チャン 遺跡地帯
1986年
文化
(1),(3)
366
危機遺産 (1986年 - )。
マヌー国立公園
1987年
自然
(9),(10)
402
リマ 歴史地区
1988年(1991年拡大)
文化
(4)
500
リオ・アビセオ国立公園
1990年(1992年拡大)
複合
(3),(7),(9),(10)
548
ナスカとパルパの地上絵
1994年
文化
(1),(3),(4)
700
アレキパ市の歴史地区
2000年
文化
(1),(4)
1016
神聖都市カラル=スーペ
2009年
文化
(2),(3),(4)
1269
アンデスの道路網カパック・ニャン
2014年
文化
(2),(3),(4),(6)
1459
ほか5か国と共有。構成資産137件のうち、ペルーは54件を保有。
チャンキーヨの天文考古学遺産群
2021年
文化
(1),(4)
1624
ボリビア多民族国
脚注
参考文献
世界遺産検定事務局 『くわしく学ぶ世界遺産300』マイナビ 、2013年。 (世界遺産アカデミー 監修)
日本ユネスコ協会連盟『世界遺産年報2009』日経ナショナル ジオグラフィック社、2009年。
古田陽久 ; 古田真美 『世界記憶遺産データ・ブック - 2012年版』シンクタンクせとうち総合研究機構、2011年。
古田陽久; 古田真美『世界遺産ガイド - ユネスコ遺産の基礎知識』シンクタンクせとうち総合研究機構、2014年。
古田陽久; 古田真美『世界の記憶遺産60』幻冬舎 、2015年。