世界タイトル戦へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/08 03:46 UTC 版)
「カルロス・バルドミール」の記事における「世界タイトル戦へ」の解説
マイナータイトルを守り続けながら着実にランクアップをして2006年1月7日にようやくメジャータイトル戦に漕ぎ着けた。当時WBC・WBA・IBF世界ウェルター級チャンピオンであった、ザブ・ジュダーと対戦し、これを12回判定に下して世界チャンピオンになる。しかし、当初この試合はジュダーの3つの王座を賭けた試合であったが、バルドミールがWBC以外へのタイトル承認料の支払いをしなかったため、WBCのみの王座獲得となった。この試合は、前評判としては抜群のスピードを誇るジュダー圧倒的有利と言われていたが、終わってみれば3-0の判定勝利であった。この試合はリングマガジン アップセット・オブ・ザ・イヤーに選出された。 2006年7月22日、初防衛戦でアルツロ・ガッティと対戦し、9回TKO勝ちで初防衛に成功した。これによりマイナー団体のIBAウェルター級タイトルも獲得した。 2006年11月4日、2度目の防衛戦でフロイド・メイウェザー・ジュニアと対戦し、フルマーク負けをつけたジャッジ2者を含めた0-3の12回大差判定負けで王座から陥落した。 2007年7月28日に再起をかけ、バーノン・フォレストと空位のWBCスーパーウェルター級のタイトルを争ったが、12回大差判定で敗れ世界王者返り咲きは果たせなかった。試合後引退をほのめかすコメントをした。しかし、同年11月23日に復帰した。 2008年12月20日、WBC世界ウェルター級王座挑戦者決定戦でジャクソン・オセイ・ボンスと対戦し、12回判定負け。 2010年9月8日、次世代スター候補のサウル・アルバレスと対戦し、6回KO負け。 2012年9月8日、マルコ・アントニオ・ルビオと対戦するも4回終了時棄権で敗北。 2014年4月25日、約1年8ヶ月ぶりの試合をメキシコでアンドレイ・マリヤセフと対戦、10回判定負けを喫し引退を表明した。 2016年11月、実の娘に性的虐待をしていた容疑で逮捕される。娘が母親に告白したことで発覚したもので、性的虐待は長期間に及んでいたとされている。バルドミールはボクシングで稼いだファイトマネーの半分をギャンブルで使い果たし、愛想を尽かした妻と娘に見捨てられたと2013年に語っていた。2018年8月に検察が懲役20年を求刑。2019年7月にアルゼンチン・サンタフェの裁判所で懲役18年の判決が下された。2012年から2014年の間に当時7歳から8歳だった自身の娘に性的虐待を繰り返していたと告発されていた。
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