世界タイトルに挑戦した初の女性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 05:41 UTC 版)
「桂マサ子」の記事における「世界タイトルに挑戦した初の女性」の解説
桂の1953年の世界スリークッションビリヤード大会への参加は、女性が世界レベルのビリヤードタイトルを争った初のものとなった。ルース・マクギネスが、女性選手として初めてプロビリヤード大会(1942年ニューヨーク州選手権)に招待されてからわずか10年後のことであった。 大会の前チャンピオンは64歳のウィリー・ホッペで、今回の大会にも出場した。トーナメント以前の下馬評では、ホッペと桂がトーナメントで対戦した場合、50ポイント先取の試合なら桂は10ポイントも獲れないだろうとされていた。桂のプレイを見たホッペは、「彼女は素晴らしいストロークの持ち主で、どちらの手でも打つことができる。彼女と試合できるのを楽しみにしているよ」と語った。観客も、彼女のプレーに魅了された。珍しい女性プレーヤーに観衆は沸き立ち、『ライフ』誌は「キュー(cue)とキュウリ(cucumber)の区別もつかないサンフランシスコの人々が彼女を見に押しかけていた(……)Katy〔ママ〕は(……)すっかり大会を喰ってしまった」と記している。
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