下町ロケット ガウディ計画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 07:32 UTC 版)
「下町ロケット」の記事における「下町ロケット ガウディ計画」の解説
前作から数年後。佃製作所は、また経営の危機に陥っていた。量産を約束したはずの人工心臓用のバルブの取引は試作品段階で打ち切られ、NASA出身の社長・椎名が率いるサヤマ製作所に取引を奪われる。帝国重工とのロケットエンジンの開発でも、サヤマ製作所とのコンペを余儀なくされ、性能では優ったものの、かけひきに敗れ帝国重工との取引ができなくなる危機に直面する。 そんな時、かつての部下の真野から、「ガウディ」という心臓に埋め込む人工弁の開発依頼が持ち込まれる。これが完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、開発に携わる大学教授・一村は、人工心臓開発の中心人物・貴船の弟子で、その妨害によって、開発に必要な実験開始の認可がおりず、資金も尽きて開発中止の窮地においこまれる。 しかし、人工心臓の臨床試験の被験者の急死という事故が、サヤマ製作所がデータ偽装をしたバルブを使っていたからだということが発覚し、サヤマ製作所に警察の捜査が入る。佃製作所の人工弁は、実用化に向けてスタートを切ることができたのだった。
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