上顎側切歯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/25 04:30 UTC 版)
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上顎側切歯(じょうがくそくせっし、maxillary lateral incisor)は上顎歯列で中切歯の遠心側に隣接する歯の事。正中から二番目にあることから上顎2番とも言う。智歯についで退化傾向が強く、円錐歯となったり、先天的な欠損となることも珍しくない[1]。
近心側隣接歯:上顎中切歯
遠心側隣接歯:上顎犬歯
歯冠が完成するのは四~五歳時で、八~九歳で萌出、歯根完成は十~十一歳の時である[2]。
- 盲孔
- 斜切痕
- 上顎側切歯の舌側面に見られる形態で、歯頸隆線と基底結節の境に鋭い切痕として存在する。これは辺縁隆線に対して必ず斜めに走行していることから斜切痕と命名された。盲孔同様う蝕が生じやすい。
脚注
出典
参考文献
- 原著藤田恒太郎、改訂桐野忠大、山下靖雄『歯の解剖学』(第22版第6刷)金原出版、2000年1月30日。ISBN 4-307-45007-8。
- 本川渉、久芳陽一 著「第4章 歯の発育」、下岡正八、五十嵐清治、内村登、木村光孝、鈴木康生、大東道治、本川渉、渡部茂 編『新小児歯科学』(第1版第5刷)クインテッセンス出版、東京都文京区、2004年3月25日、51-78頁。ISBN 4-87417-501-5。
関連項目
上顎側切歯と同じ種類の言葉
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