舌側面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 15:22 UTC 版)
舌側面は唇側面より歯頸部で狭まっているため、三角形またはV字型である。切縁2/3で凹面であり、周縁の隆起部を、近心側を近心辺縁隆線、遠心側を遠心辺縁隆線といい、中央の陥没部を舌側面窩という。黄色人種はシャベル型切歯が多い。舌側面窩にも唇側面と同様に、近心舌側面溝と遠心舌側面溝があり、この二つの溝により三つに分けられた近心舌側面隆線、中央舌側面隆線、遠心舌側面隆線が確認できることがある。しかしこれらは唇側側に比べると発育が悪い。両辺縁隆線は歯頸部で合流し、基底結節となる。基底結節から切縁に向け、数本の棘突起が見える。盲孔は上顎側切歯と比べ少ないが、存在することもある。また、まれに切歯結節が見られることもある。
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