三種神器とは? わかりやすく解説

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三種の神器

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 02:50 UTC 版)

三種の神器(さんしゅのしんき[1]、さんしゅのじんぎ[2]、他の読み方もある)は、日本神話において、天孫降臨の際にアマテラス(天照大神)がニニギ(瓊瓊杵尊、邇邇芸命)に授けた三種類の宝物、すなわち八咫鏡天叢雲剣草薙剣)・八尺瓊勾玉の総称[3][4]。また、これと同一とされる、日本の歴代天皇古代よりレガリアとして伝世してきた三種類の宝物を指す。読みはほかに、大和言葉(和語)で「みくさのかむたから[5]」とその転訛形である「みくさのかむだから」「みくさのかんだから[6]」があり、「みくさのたから[5]」「みくさのたからもの[6][1]」もある。「みくさ」は「三種」を意味する大和言葉。加えて、異表記として「三種の宝[1](さんしゅのたから)」「三種の神宝[1](さんしゅのしんぽう)」「三種の三祇[1](さんしゅのさんぎ)」がある。


注釈

  1. ^ 忍坂大中姫”. コトバンク. 2019年11月8日閲覧。
  2. ^ a b 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “群卿”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  3. ^ a b 平凡社世界大百科事典』第2版. “マヘツキミ”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  4. ^ 日嗣の御子”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  5. ^ a b 百官・百寮”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  6. ^ 小学館『デジタル大辞泉』. “御席/御座”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  7. ^ a b 天つ日嗣”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  8. ^ 中臣寿詞”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  9. ^ 前例に倣った読みでは、「皇后、即天皇位。」は「皇后(きさき)、即天皇位(あまつひつぎしろしめ)す。」となる。つまり、(天武天皇の)皇后であった鸕野讚良皇女が天皇に即位したということ。
  10. ^ 伊勢の八咫鏡は式年遷宮と同時に壊され代替わりするという説がかつてウィキペディアに書かれたことがあるが、論拠不明で、そのような事実は無い。これは明らかに神宝(伊勢神宮での用語では天照大神の日常の宝具)の中の一つである鏡と混同した説である。
  11. ^ 熱田神宮の草薙剣は、1945年8月21日から同年9月19日までの間、アメリカ軍占領に備えるとして、飛騨一宮水無神社に仮遷座された。
  12. ^ さんしゅのじんき。他の読みは見られない。あるいは極めて稀。
  13. ^ 冷房機能のみで、エアコンのように暖房機能は無い
  14. ^ 欧米のビニール製「レインハット」は日本では普及していない。

出典

  1. ^ a b c d e 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “三種の神器”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  2. ^ 三種の神器”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  3. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』. “三種の神器”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  4. ^ 平凡社百科事典マイペディア』. “三種の神器”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  5. ^ a b 小学館『デジタル大辞泉』. “三種の神器”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  6. ^ a b 三省堂大辞林』第3版. “三種の神器”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  7. ^ a b 剣璽”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  8. ^ 焼津”. コトバンク. 2019年11月5日閲覧。
  9. ^ 御祭神”. 公式ウェブサイト. 焼津神社. 2019年5月6日閲覧。
  10. ^ 日本書紀巻第十三 雄朝津間稚子宿禰天皇 允恭天皇”. 日本書紀について. seisaku.bz. 2019年11月5日閲覧。
  11. ^ まへつきみ”. 『学研全訳古語辞典』. Weblio. 2019年11月5日閲覧。
  12. ^ a b c d e f 酒井 2003, p. 8.
  13. ^ a b c d e f g h i 稲田 2013.
  14. ^ 日本書紀巻第十五 白髮武廣國押稚日本根子天皇 淸寧天皇”. 日本書紀について. seisaku.bz. 2019年11月5日閲覧。
  15. ^ 日本書紀巻第十五 弘計天皇 顯宗天皇”. 日本書紀について. seisaku.bz. 2019年11月5日閲覧。
  16. ^ 日本書紀巻第十七 男大迹天皇 繼體天皇”. 日本書紀について. seisaku.bz. 2019年11月5日閲覧。
  17. ^ 日本書紀巻第十八 廣國押武金日天皇 安閑天皇”. 日本書紀について. seisaku.bz. 2019年11月5日閲覧。
  18. ^ 日本書紀巻第廿二 豐御食炊屋姬天皇 推古天皇”. 日本書紀について. seisaku.bz. 2019年11月5日閲覧。
  19. ^ 日本書紀巻第廿三 息長足日廣額天皇 舒明天皇”. 日本書紀について. seisaku.bz. 2019年11月5日閲覧。
  20. ^ a b c 酒井 2003, p. 9.
  21. ^ 日本書紀巻第廿五 天萬豐日天皇 孝德天皇”. 日本書紀について. seisaku.bz. 2019年11月5日閲覧。
  22. ^ 日本書紀巻第卅 高天原廣野姬天皇 持統天皇”. 日本書紀について. seisaku.bz. 2019年11月5日閲覧。
  23. ^ 相続税法第12条(相続税の非課税財産)1項1号。
  24. ^ 大村拓生 「一〇〜一三世紀における火災と公家社会」 (『日本史研究』第412号. 1996年. 3頁以下)[リンク切れ]
  25. ^ 「21世紀の日本の三種の神器」(「週刊SPA」2022年1月1日・11日合併号)22頁。




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