ばん‐ばん【万万】
まん‐まん【万万】
万、萬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 21:05 UTC 版)
日本の新字体および中国の簡体字では、10000 は「万」となっている。古くは「萬」と書いたが、10000の意味に「万」字を使うことも古くから行われている。 日本でも中国でも大字で 10000 を表現する場合は今も「萬」と書く。 「萬」はサソリを表す象形字であり、仮借して 10000 の意味に使うようになった。なお、「萬」の下に「虫」のついた「蠆(U+8806)」という字もあるが、この字は「タイ」と読む別字である。 「万」は、「萬」の略字として生じたとする説もあれば、もともと別の字だったとする説もある。「万」が別字であるとしてもその字源には諸説あり、浮き草の象形とも、卍の変形ともいうが定説はなく、これも仮借して 10000 の意味に使われている。ウィクショナリーも参照。 一方、仏教の吉祥の印である卍は、当初は徳と訳されたが、北魏の菩提流支は『十地経論』の中で、卍を萬と訳した。萬徳の意味である。693年、武則天は卍を萬と読むことを定め、以降、卍は萬と通用するようになった。
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