七星会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 09:49 UTC 版)
北(ノースエリア)統治グループ。北日本の政治家や官僚、財界人、自衛隊幹部と中国共産党幹部及び中国軍関係者等で構成された秘密結社、董藤・神林両政権下では北(ノースエリア)を完全に支配していた。海峡同盟の雲井竜児はノースエリアの実情を満州国(出先機関が実権を握って現地政府を操り、本国政府も手を出せない状態)になぞらえた。震災直後から人民解放軍と結びついて物資の流通を牛耳り、政府中枢や高級官僚、大企業、自衛隊に人脈を張り巡らした。人道支援物資の横流しや世論操作等も行っておりこれを暴き出そうとする者はすぐに粛清される。本来は、中国の意向を受けて北(ノースエリア)を統治する復興委員会を闇資金調達、敵対勢力排除などで裏から支えるための機関として生み出されたが、首魁の董藤と、復興委員会の後ろ盾である連(リャン)将軍の密約により復興委員会の実権を掌握するに至る。董藤政権においては「総理大臣の私的な諮問機関」、神林政権においては全権を掌握した最高評議会という表の顔を持った。その名のとおり七人の主要メンバーの全会一致でその政策・方針を決定しており、朝食会の場でそれらが話し合われていた。また札幌クーデターなど極秘事項は第三者に漏れることの無い様、人気の無い札幌郊外の別荘で計画を立てる。主なメンバーは董藤卓也衆議院議長・神林曜蔵財務大臣・境玄吾陸上幕僚長・咲村庸三情報庁長官・原西次郎警察局長官・白朱喜(ペイ チューシー)北海道計算机公司社長、三田村栄一北日本大学総長。そして裏で糸を引いている黒幕が連(リャン)中国軍総参謀本部副総長である(第9巻)。
※この「七星会」の解説は、「太陽の黙示録」の解説の一部です。
「七星会」を含む「太陽の黙示録」の記事については、「太陽の黙示録」の概要を参照ください。
- 七星会のページへのリンク