一対一接続
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 22:57 UTC 版)
NICAMはもともと放送局間で、2,048 kbit/sの帯域幅内で高音質6チャンネルを使用出来ることを目的とされた。この数値はCEPTで標準化されたE1回線に合わせて設定され、このレートを使用するシステムでは当時計画中のPDH(Plesiochronous Digital Hierarchy)国内国際通信網を利用出来るとされた。 さまざまな国で類似のシステムが開発されたが、1977-1978年前後にBBC研究所が試聴評価試験を実施した。その候補は下記の通り。 RAI方式:A-lawアルゴリズムで14ビットリニアPCMサンプルを10ビットで圧縮(14:10) フランス放送(TDF、Télédiffusion de France)の提案するNICAM方式(14:9) NICAM-1(13:10) NICAM-2(14:11) NICAM-3(14:10) 結果、NICAM-2方式が最も高音質だったがビットレートを犠牲にして不必要に信号変調ノイズを下げ過ぎていた。NICAM-3が試験中もこの点を指摘し最終的には選ばれた。音声信号は32kHzのサンプリング周波数で14ビットのパルス符号変調を使用しエンコーディングされている。
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