一対一通信型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 05:20 UTC 版)
「Peer to Peer」の記事における「一対一通信型」の解説
IP電話、LINE電話やSkypeに代表されるような、コンピューター間で一対一のコミュニケーションを行う使い方である。相手のIPアドレスを、電話番号やニックネームなどから見つけ出し(=IPアドレス解決と呼ぶ)、その後、ピアとピアが対等の立場で通信を行う。音声データであれば電話となり、映像データであればテレビ電話となる。インスタントメッセージやオンラインチャットもある。通常、アプリケーションの背後に特定の利用者が居ることが想定されており、その人物に対して接続を行うような使い方が多い。この種のアプリケーションのほとんどには、相手がオンラインかどうかを認識する仕掛け(プレゼンス機能)が設けられている。 このタイプのアプリケーションでは、データは通常、リアルタイムでのストリーミングでやりとりされる。 P2P-SIPでは、SIP-URIからIPアドレスを知るためにP2P技術を利用しており、従来からあるSIPサーバーを不要にできる。アドレス解決以外の、接続・切断のシグナリング、音声データのストリーミングに関しては、従来からのSIPやRTP/RTCPの技術をそのまま利用している。 応用例:IP電話、Skype、LINE、MSN メッセンジャー、P2P-SIP、P2Pグループウェア。
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