一対一対応の原則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 06:15 UTC 版)
翻字は、ある文字で書きたいのだがそれができないので仕方なく別の文字によって書くという場合に行われる。よって、厳密な意味での翻字は文字と文字の対応が1対1で、元の文字による文字情報が100%失われずに保たれるようなものでなくてはならない。つまり、翻字された文章から元の文章を復元できなくてはそれは翻字とはいえないのである。このように翻字は文字と文字を1対1で対応させるのを原則とするが、実際には一方の文字1字に対して他方の文字2字・3字に対応する場合もある。例えば、ギリシア文字「θ」をラテン文字へ翻字する場合、通常は「th」の2字に翻字する。
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