プレゼンス技術
別名:プレゼンス機能
【英】presence technology
プレゼンス技術とは、人や物の所在(プレゼンス)を把握するための技術の総称である。
プレゼンス技術を利用すれば、現在連絡を取りたい相手の状況をあらかじめ把握し、相手の状態に応じて最適な連絡手段を選ぶことができるようになる。相手に作業を中断させない方法を選択すれば、作業効率の維持が図れる。例えば、電話で連絡をしようと考えている場合に、一時的に離席中の状態とわかれば、少し待ってから連絡しようと判断できる。あるいは、会議に出席しているため、電話には出られない状態とわかれば、インスタントメッセンジャー(IM)などでメッセージを送るのみにしたほうが得策と判断することができる。
プレゼンス技術は、インスタントメッセンジャーやIP電話、リアルタイムコラボレーションなどを中心に利用されており、エンタープライズシステムなどへの展開も注目されている。
ちなみに、プレゼンス技術と類似した言葉に「テレプレゼンス」があるが、こちらは高品質の音声、高解像度の映像などによって、遠隔地の相手と実際に対面しているかのような仮想現実を提供する技術やシステムを指す。
参照リンク
ビジネス・家庭を大きく変えるプレゼンスとは? - (日経BP社 特集テーマサイト)
ナノテクノロジー: | 電子顕微鏡 |
バーチャルリアリティー: | ARメガネ アーティフィシャルリアリティ プレゼンス技術 フォースフィードバック フローティングタッチディスプレイ 仮想現実 |
プレゼンス情報
(プレゼンス機能 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 07:45 UTC 版)
プレゼンス情報 (プレゼンスじょうほう、英: presence information)は、コンピュータと電気通信ネットワークにおいては、潜在的なコミュニケーションの相手(他のユーザー)がコミュニケーションの受入可否や意欲を伝える状態情報である。在席情報やフリー・ビジー情報と呼ばれることもある。ユーザーのクライアントは、ネットワーク接続を介してプレゼンス状態(在席情報)をプレゼンスサービスに提供する。プレゼンスサービスは、個人の在席レコード(プレゼンティティと呼ばれる)を構成するものに格納され、他のユーザー(ウォッチャーと呼ばれる)にプレゼンス情報を伝達する。プレゼンス情報は、多くの通信サービスで幅広い用途があり、インスタントメッセージングやVoice over IPクライアントでは必ずと言っていいほど実装されている。
- ^ a b c “Teams でのユーザーのプレゼンス” (2020年12月20日). 2021年3月2日閲覧。
- ^ a b “Skype で使用できるログイン状態について教えてください。” (2020年12月20日). 2021年3月2日閲覧。
- ^ Glenn (2009年4月7日). “This Isn't Your Father's Telecommuting”. seamlessenterprise.com. 2011年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月19日閲覧。
- ^ SIMPLE Working Group Archived 2003-04-19 at the Wayback Machine.
- 1 プレゼンス情報とは
- 2 プレゼンス情報の概要
- 3 市販品での実装
- 4 関連項目
- プレゼンス機能のページへのリンク