ヴェルンドの歌
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「ヴェルンドの歌」(Völundarkviða より正確には Vǫlundarkviða)[1] は、古エッダの神話的な詩のひとつである。
- ^ 「ヴェルンドの歌」の英語化にはVölundarkvitha, Völundarkvidha, Völundarkvida, Volundarkvitha, Volundarkvidha, Volundarkvida などがある。
- 1 ヴェルンドの歌とは
- 2 ヴェルンドの歌の概要
ヴォルンドの歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 07:03 UTC 版)
『ヴォルンドの歌』の導入部の散文は、スラグフィズ、エギル、ヴォルンドの兄弟がウールヴダリル(狼の谷)と呼ばれる地に建てた家に住まう話を語るものである。ある朝早く、兄弟はウールヴスヤール(狼の湖)の畔で糸を繰る3人の女に出会う。彼らはヴァルキュリャで、「かたわらには白鳥の羽衣がおいてあ」った。うち2人はフロドヴェール王の娘で、名はフラズグズ・スヴァンフヴィート(白鳥の白)とヘルヴォル・アルヴィト(おそらく「全知」の意)といった。もう一人は、ヴァランドのキャール王の娘で、名をオルルーン(おそらく「ビール(エール)のルーン」の意)といった。エギルがオルルーンを、スラグフィズがフラズグズを、ヴォルンドがヘルヴォルを連れ帰り、7つの冬の間一緒に暮らしたが、女たちはある日戦場へと飛び去って戻ってくることはなかった。エギルは雪靴を履いてオルルーンを探しに行き、スラグフィズもフラズグズを探しに出たが、ヴォルンドはウールヴダリルに留まった。
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