ヴォルフ, エドゥアールとは? わかりやすく解説

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ヴォルフ, エドゥアール

【英】:Wolff, Édouard
[ポーランド1816~1880

2011年5月 執筆者: 上田 泰史 

 ピアニスト作曲家として活躍したショパン同時代ポーランド人の殆どは、ショパンの影にすっぽり覆われ今日顧みられることがないウクライナ出身で、パリ活躍したA. ソヴィンスキ(1805~1880)、サンクトペテルブルク教鞭をとったA. ゲルケ(18141870)、Ed. ヴォルフ1816~1880)、日本訪れたこともある当時世界的ツアー・ピアニストA. de コンツキ(1817~1899)――。中でもヴォルフ経歴作風ショパン類似していることから、作曲家としては生前より影のように寄り添うショパンのドゥーブルとして見られる向きがあった。それ故か、ヴォルフ没後正当な評価を受けることなく作品番号にして330超える作品ともども忘却の淵に沈んだ。 エドゥアール・ヴォルフは1816年9月15日ワルシャワユダヤ人の家庭に生まれた。父は優れた医師で、兄は父の職業継いだ

執筆者: 金澤 攝

ショパン同じようポーランド出身ワルシャワヨゼフ・エルスナー、ヴィーシでウェンツェル・ヴェルフェルに学びパリへ移住したピアニスト・コンポーザーにエドゥアール・ヴォルフがいる。彼の姉、レジーナは名ヴァイオリニスト、ヘンリーク・ヴィエニヤフスキー(1835-1880)の母である。ヴォルフショパン側近一人であり、相互影響感化大きいがそれ以上に同じ出自と経歴ゆえの共通性があり、ショパンとは光の影の関係になぞらえよう。1835年パリ移住ヴォルフ後年シャブリエピアノの師となるが時折見せ唐突な転調・展開はシャブリエ予見させるものがある。Op.番号にして333数えピアノ曲があり、その他Op.なしの作品も多い。

ピアノ独奏曲

牧歌/Idylle Op.236/

ピアノ合奏

管弦楽ピアノ




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