ワルサーGew43半自動小銃の登場とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ワルサーGew43半自動小銃の登場の意味・解説 

ワルサーGew43半自動小銃の登場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 06:45 UTC 版)

ワルサーGew43半自動小銃」の記事における「ワルサーGew43半自動小銃の登場」の解説

第一次世界大戦後ヴェルサイユ条約下制約半自動小銃研究開発中断し本格的に再開されたのは1930年代半ばのことであったモーゼル社ではG35、ワルサー社ではA115等、多数試作銃製作されたが、いずれも十分な成果出せずに開発打ち切られている。そんな中で特に興味深いのはハインリヒ・フォルマーが開発したフォルマーM35A自動小銃である。弾薬中型弾を使用し連射可能だったM35Aは、A35III型まで改良重ねられ十分な性能示したものの、結局は1938年第二次世界大戦開戦前には開発中止命令されている。これにはコスト問題主力小銃であるKar98k増産集中するためといった理由と共に軍部に根強かった中型弾や自動小銃への無理解指摘されている。その一方で半自動小銃開発は完全に諦められたわけではなく開戦翌年1940年陸軍兵器局(HWaA)はワルサー社モーゼル社を含めた数社に設計条件提示して半自動小銃試作命じている。これに対応してワルサー社モーゼル社が提示したものは、それぞれGewehr 41 (W)、 Gewehr 41 (M)と名付けられ1942年から実戦投入試験が行われた。その結果、より好成績示したワルサー社Gew41(W)が1942年12月2日付けGewehr 41(G41)として制式採用となったしかしながらその自動装填ガスシステム等、Gew41には問題多く、軍はワルサー社に対して更なる改良促した。ところで、1941年6月から始まった独ソ戦ではドイツ軍多く赤軍兵器鹵獲した。その中にはトカレフM1940半自動小銃シモノフM1936半自動小銃といったソビエト製の半自動小銃もあった。ワルサー社がこれらを十分に研究したのは間違いないところで、よく似たガス利用システムGew41組み込むことにより、Gewehr 43完成されることとなった

※この「ワルサーGew43半自動小銃の登場」の解説は、「ワルサーGew43半自動小銃」の解説の一部です。
「ワルサーGew43半自動小銃の登場」を含む「ワルサーGew43半自動小銃」の記事については、「ワルサーGew43半自動小銃」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ワルサーGew43半自動小銃の登場」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ワルサーGew43半自動小銃の登場」の関連用語

ワルサーGew43半自動小銃の登場のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ワルサーGew43半自動小銃の登場のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのワルサーGew43半自動小銃 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS