ロマン『菜穂子』成立とは? わかりやすく解説

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ロマン『菜穂子』成立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:54 UTC 版)

堀辰雄」の記事における「ロマン『菜穂子』成立」の解説

1941年昭和16年1月、初のロマン長編小説)となる「菜穂子」(「物語の女」の続編)を『中央公論』に発表既婚女性家庭の中での自立を描く作品にも才能発揮し、「物語の女」の続編の構想7年ぶりに結実した長編菜穂子』は第1回中央公論社文芸賞受賞した登場人物都築明」のモデル立原道造重ねられている。10月大和旅行古寺見て廻り天平時代小説構想を練るが成功せず、「曠野」の構想得て帰京し12月再訪倉敷大原美術館へも行きグレコの『受胎告知』を見て月末に「曠野」を『改造』に発表する1942年昭和17年8月随筆「花を持てる女」を『文学界』に発表。 『菜穂子』の前編でもある「楡の家」(元「物語の女」)、『かげろふの日記』、『ほととぎす』、『曠野』などの王朝女流小説は、リルケの「恋する女たち永遠の姿」を追究したものと、折口学の深い影響読み取れる

※この「ロマン『菜穂子』成立」の解説は、「堀辰雄」の解説の一部です。
「ロマン『菜穂子』成立」を含む「堀辰雄」の記事については、「堀辰雄」の概要を参照ください。

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