ロケットの記録
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「ブラックロック砂漠」の記事における「ロケットの記録」の解説
ブラックロック砂漠は平坦なことに加えて、人の住む場所から離れており、上空には規制が掛かっていないことから、ロケットの実験も行われてきた。以下はアマチュアによるロケット記録の幾つかである。 1996年11月23日、リアクション研究協会がロケットを高度50マイル (80 km) まで打ち上げ、当時のアマチュアによる最高到達高度の記録となった。 2004年5月17日、シビリアン・スペース・イクスプロレーション・チーム(Civilian Space eXploration Team, CSXT)がGoFastロケットを高度72マイル (115 km) まで打ち上げ、宇宙空間に飛び出したと判断されるカルマン線高度の62.14マイル (99.4 km) を初めて超えたアマチュアのロケットとなった。 他にも様々な高度記録や宇宙飛行となるロケット打ち上げが行われた。1999年5月、JPエアロスペースはロックーン(気球を使ったロケット打ち上げ)を使い、弾道飛行を目指したが不成功に終わった。この様子はCNNで放映された。このロケットは高度75,000フィート (23,000 m) にまで達したが目標としたカルマン線には遠く及ばなかった。シビリアン・スペース・イクスプロレーション・チームは2000年と2002年に2回失敗しており、2004年に成功に漕ぎ着けた。JPエアロスペースは2009年に別の試みを行った。東芝の電子製品の広告として、「スペースチェア」とよぶ肘掛け椅子を宇宙の縁まで打ち上げた。 毎年9月上旬に模擬衛星であるCanSatの打ち上げ競技であるARLISSが開催され、日本からも能代宇宙イベントや缶サット甲子園の上位入賞チームが参加する。
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