レーザーバーナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 01:06 UTC 版)
トヨトミは「ポット式としては」小型、余熱時間短縮、燃焼時の石油臭の低減等を実現し、さらに他の方式(ブンゼン式など)と同様の高温燃焼化に成功。これに特許と「レーザーバーナー」の商標を取得している。 小型ポット式燃焼による高い熱効率、低NOx・低CO、前シーズンの残り灯油が使用できるほどの高い耐久性、省電力、静音などが特徴で、同社のファンヒーターのセールスポイントになっている。またブンゼン式に比べてバーナーが上下方向に大きくなりがちな事を逆手に取り、大容量のカートリッジタンク(どでかタンク)を採用して給油回数を減らす傾向にある。なお、2011年モデル以降は前シーズンの残り灯油が使えて無駄がなく、省電力設計であることから「エコバーナー」という名称になっている(家庭用開放式ファンヒーターのみ)。 また、ポット部分を耐熱ガラス張りとし、遠赤外線を併用する「アンティークファンヒーター」も発売している(2020年12月時点ではLR-680Fが継続発売されている)ほか、2010年度モデルからはポット式の弱点だった温まるまでの立ち上がりの遅さを克服するために、3秒ですぐに温まる電気ヒーター(セラミックヒーター)を搭載した「ハイブリッドヒーター」を発売した(2020年12月時点ではLC-SHB40Iのみ)。2014年度モデルからは、湿度センサーを搭載することで体感温度に応じた自動制御が可能で、石油ファンヒーターでは珍しいリモコン付のハイグレードモデル「スマートファンヒーター」を発売した(2020年12月時点ではLC-SL36HとLC-SL53Hの2機種)。 なお、FF式石油ストーブには低NOx性能を強化した「エクセレントレーザーバーナー」を採用している。 2017-2018シーズンまでトヨトミが唯一のメーカーであったが、2018-2019シーズンよりサンポットに特許権を供給している。
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