レナ・ポートマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/16 13:15 UTC 版)
1〜3・7巻、およびシリーズの完結編となる『一つの大陸の物語〈上〉』に登場。第四上級学校五年生でオーケストラ部の部長。いかにも資産家の令嬢といったような言動とカールした長い金髪が特徴。他人への当たりが強く部員達から恐れられている上、初対面でメグミカのロクシェ語が不完全だった事から侮辱ともとれる言い方でコーラス部員としての力量に疑問を呈していたが、メグミカの歌を実際に聞いて後は彼女の歌に惚れ込み何かと気にかけるようになった。当初は音楽に対する考え方の違いが元の対立でナタリアのキャラクターを立てる脇役に過ぎなかったが、『一つの大陸の物語〈上〉』では『リリアとトレイズ そして二人は旅行に行った』でリリアとトレイズが出会った"導師様"が率いていた人身売買組織の被害者であり、赤ん坊の頃に生まれて間もない実子を亡くしたばかりで悲嘆に暮れていたポートマン夫妻に買い取られ(本来は"赤ん坊を食べる"趣味を持つ者のところへ行くはずだったが、ポートマン夫妻が組織に大金を積んで横流しさせた)実子として大切に養育されてきた、という既刊の内容と関連する設定が登場した。"導師様"がトラヴァスらによって殺害された後に流出した顧客情報によりポートマン夫妻は三三〇五年夏頃に首都警察の捜査対象になったが、自分は養子だと思っているレナがポートマン夫妻を実の親以上に慕っている事を知った首都警察の刑事の計らいで有耶無耶にされた。この縁で、首都警察の一部も関与した第四上級学校内における麻薬保管事件の発覚に際し、レナは新聞部に"信頼出来る首都警察の刑事"を引き合わせるという重要な役割を果たした。
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