レソ230形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/13 08:35 UTC 版)
レソ200形、レソ210形の試作的な時代を経て、1911年(明治44年)から1912年(明治45年/大正元年)にかけて150両のレソ230形が量産された。新製車両で、四日市工場と神戸工場で製造が行われた。当初の番号はレソ230 - レソ299、レソ25000 - レソ25079である。番号が飛んでいるのは、当時の称号規定では貨車は全て一連の番号が与えられており、冷蔵車用に用意されていた200 - 299の数字があふれて続きが25000に飛ばされたためである。当初から無氷槽式として完成し、断熱材はフェルト、全長6,275mm、全幅2,362mm、全高3,404mm(レソ230 - レソ279)、3,417mm(レソ280 - レソ299、レソ25000 - レソ25079)、荷重8t、真空ブレーキ装備とほぼレソ200形、レソ210形と同等のものであった。 1928年(昭和3年)の称号規定改正によりレ1形第3グループに編入され、当時残存していた車両がレ13 - レ95となった。残存した車両のほとんどが昭和初期に廃車となったが、1両のみ戦後の1948年(昭和23年)末まで在籍しており、その廃車をもってレ1形冷蔵車の形式消滅となった。
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