四日市工場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 14:26 UTC 版)
四日市工場はウェスタン・デジタル傘下のサンディスクと共同で投資を行ったメモリ事業の一大拠点であり、東芝とサンディスクのNAND型フラッシュメモリの全量を三重県の四日市市で生産している。所在地(三重県四日市市山之一色町800番地)は、四日市市中心部(近鉄四日市駅)から車で30分程度、東名阪自動車道の四日市東ICから車で5分の場所である。 2016年12月時点で、敷地面積は約61.0ヘクタール、従業員数は6,200人であり(物流関係を含めると1万人以上)、世界でも有数規模の半導体メモリ製造工場である。 四日市工場は1992年(平成4年)1月に発足し、翌年から本格稼働を始めた。当初の生産品目はDRAMであったが、1999年(平成11年)にNAND型フラッシュメモリの生産を開始する一方、2001年(平成13年)に汎用DRAMの生産を終了した。以降2017年(平成29年)に至るまで、主力製品は一貫してNAND型フラッシュメモリである。 1993年(平成5年)に「第1製造棟」が本格稼働してDRAMの生産を始めて以来、工場は拡張を繰り返してきた。1996年(平成8年)には「第2製造棟」の稼働が開始した。インターネット・バブル崩壊後、四日市工場は停滞期を経験したが、主力製品がNAND型フラッシュメモリに移行した後は、需要の急拡大に合わせて、工場の拡張が急速に進められた。 2005年(平成17年)には「第3製造棟」が稼動開始、2007年(平成19年)には「第4製造棟」が稼働開始、2011年(平成23年)には「第5製造棟(第1期)」が稼働開始、そして2014年(平成26年)には「第5製造棟(第2期)」が稼働開始した。2016年(平成28年)には、「第2製造棟」を取り壊して建設していた「新・第2製造棟」が竣工し、量産を開始、2018年(平成30年)には「第6製造棟」および「メモリ開発センター」が稼働を開始した。
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