ラークナファースト【ラークナファースト】(野菜)
![]() |
登録番号 | 第5485号 |
登録年月日 | 1997年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | トマト | |
登録品種の名称及びその読み | ラークナファースト よみ:ラークナファースト |
|
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 21日 | |
品種登録者の名称 | 愛知県 | |
品種登録者の住所 | 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 伊藤克巳 高瀬尚明 櫻井雍三 青柳光昭 坂森正博 菅原眞治 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「LS-935」と「ファースト」の選抜後代に「スーパーファースト」を交配して選抜・育成した系統間の交雑品種で,単為結果性を有するファースト型の品種である。 草姿は普通,子葉の大きさは大,色は緑,はい軸のアントシアニン着色は有,節間長は中,第1花房より下の葉数はやや多,花房間葉数は一般に3,葉色は緑,葉形は1型,巻葉性は強,根の太さは中である。花房の形は複合,花数は多,完熟期の果色は淡紅,果実表皮の色は無色,果形はやや偏平,果頂部の形は僅かに突出,果実の大きさは大,子室数は一般に9以上,変形果率は中,へた落ちの大きさはやや大,果柄の離層は有,花落ちの形は点状,果肉の色は淡紅である。開花始期及び着色始期は晩,耐高温性は中,耐低温性は弱,耐肥性はやや強,すじ腐れ抵抗性は強,全固形物量は中である。タバコモザイクウィルス抵抗性遺伝子Tm-2の保有の有無及びTm-2aの保有の有無はヘテロ,青枯病抵抗性及びかいよう病抵抗性は弱,半身萎凋病抵抗性は無,萎凋病レースJ-1抵抗性は有,萎凋病レースJ-2抵抗性は無,サツマイモネコブセンチュウ抵抗性はやや弱である。 「スーパーファースト」と比較して,果形がやや偏平であること,変形果率が低いこと等で,「三峰ファースト」と比較して,果形がやや偏平であること,変形果率が低いこと,すじ腐れ抵抗性が強いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,愛知県農業総合試験場園芸研究所(愛知郡長久手町)において,野菜試験場(現野菜・茶業試験場)より導入した「LS-935」に「ファースト」を昭和58年に交配し,その選抜後代に「スーパーファースト」を63年に交配して選抜を重ね,平成3年に育成を終了した系統間の交雑品種で,その後,交配組み合わせ検定及び特性検定を実施し,6年に目標とする特性を有しているのを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「トマト「試交92-1」」であった。 |
- ラークナファーストのページへのリンク