ラマヌジャン予想とは? わかりやすく解説

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ラマヌジャン・ピーターソン予想

(ラマヌジャン予想 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/03 03:36 UTC 版)

ラマヌジャン予想(ラマヌジャンよそう、Ramanujan's conjecture)はSrinivasa Ramanujan (1916, p.176) が提出した数学の予想。q = e2πizp素数として、重さ12 のカスプ形式


  1. ^ anisotropy(異方性)はisotropy(等方性)の対義語。isotropic groupは等方群とする訳例が見られるが、anisotropic groupは訳例不明。このため原語のまま
  2. ^ parabolic induction:放物型誘導



ラマヌジャン予想

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 14:01 UTC 版)

ラマヌジャン・ピーターソン予想」の記事における「ラマヌジャン予想」の解説

1916年ラマヌジャン次のことを予想した。 1, τ(n)乗法的英語版)(multiplicative), 2, τ(p) は完全乗法的ではないが、素数 p と自然数jについて         τ ( p j + 1 ) = τ ( p ) τ ( p j ) − p 11 τ ( p j − 1 )   ( j = 1 , 2 , 3 , … ) {\displaystyle \ \ \ \ \tau (p^{j+1})=\tau (p)\tau (p^{j})-p^{11}\tau (p^{j-1})\ (j=1,2,3,\dots )} が成り立ち、 3, |τ(p)| ≤ 2p11/2. ラマヌジャン等式 (3)右辺分母の中の、u = p−s の二次方程式 1 − τ ( p ) u + p 11 u 2 {\displaystyle 1-\tau (p)u+p^{11}u^{2}} が、いつも虚数根を持つことを多くの例から観察していた。二次方程式根と係数の関係から、第三関係式導出でき、これをラマヌジャン予想と言う。更に、ラマヌジャンのタウ函数に対しては、上記二次式の根を α と β とすると、 Re ⁡ ( α ) = Re ⁡ ( β ) = p 11 / 2 . {\displaystyle \operatorname {Re} (\alpha )=\operatorname {Re} (\beta )=p^{11/2}.} すなわち、上記二次方程式の根の実部は、p11/2 となり、リーマン予想似た形となる。ここから全てのτ(n)について、任意の ε > 0 に対してO(n11/2 + ε) という少しだけ弱い予想導かれる1917年ルイス・モーデル (Louis J. Mordell) は、今日ヘッケ作用素として知られる複素解析的な技法導入し最初2つ関係式証明した三番目関係式はDeligne (1974) でヴェイユ予想の証明の系として証明されたが、系であることを示すのは微妙な問題で、全く明らかではなかった。その部分久賀道郎仕事であり、佐藤幹夫志村五郎伊原康隆らも貢献し、Deligne (1968) がそれを応用したのである。この関係性存在によって、エタール・コホモロジー理論による結果得られつつあった1960年代後半において、いくつかの深い研究触発された。

※この「ラマヌジャン予想」の解説は、「ラマヌジャン・ピーターソン予想」の解説の一部です。
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