【ライフル分隊】(らいふるぶんたい)
rifle squad
小銃(現代では突撃銃)を主武装とした分隊。
すなわち、歩兵における一般的な部隊の最小単位である。
一般に10名前後の歩兵で構成されるが、その詳細は国や時代・組織などにより異なる。
現代アメリカ陸軍における構成
ライフル分隊の編成例として、現代のアメリカ陸軍における構成を挙げる。
米陸軍のライフル分隊は、分隊長(Squadleader)1名と、4名からなる班(Fireteam)が2つの、合計9名から成る。
ひとつの班は、下記のポジション各1名で構成される。
- 班長(Teamleader): 突撃銃で武装し、班の指揮を執る
- 小銃兵(Rifleman): 突撃銃で武装する(場合によって対戦車火器も携行)
- 擲弾兵(Grenader): 擲弾発射器付き突撃銃で武装する
- 分隊支援火器兵(SAW): 分隊支援火器で武装し、他の兵を支援する
ちなみに20世紀終盤までの編成は、分隊長1名・副分隊長1名・小銃兵3名・擲弾兵2名・分隊支援火器兵2名・対戦車兵1名で計10という編成であった。
現在の編成になったのは、単なる人員削減のみならず、分隊の柔軟な運用や、歩兵戦闘車への分乗を考慮したものといわれている。
関連:チョーク
ライフル分隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 08:46 UTC 版)
「アメリカ陸軍の分隊編制」の記事における「ライフル分隊」の解説
分隊長(軍曹)と射撃班長(伍長2名)、ライフル兵(2名)、分隊支援火器射手(2名)、擲弾筒手(2名)の計9名で構成されている。また、ライフル分隊は4名で1組の射撃班を2個に分けて戦闘を行うこともある。この場合は、射撃班は射撃班長、ライフル兵、擲弾筒手、分隊支援火器射手をそれぞれ1名ずつで構成する。 分隊長(M16またはM4カービン) 射撃班長(M16またはM4カービン) ライフル兵(M16またはM4カービン) 分隊支援火器射手(M249) 擲弾筒手(M16またはM4カービン及びM203) ※ 場合によっては、対戦車ミサイルを装備した特技兵を配置するが、通常は分隊長がライフル兵2名のうち、どちらかを対戦車ミサイル射手に任命する。
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