ユニコードにおける拡張漢字とは? わかりやすく解説

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ユニコードにおける拡張漢字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 10:27 UTC 版)

拡張漢字」の記事における「ユニコードにおける拡張漢字」の解説

ユニコードにおける拡張漢字とは、最初1993年5月)に制定されユニコード規格であるUnicode 1.0存在したCJK統合漢字20,902に対してまとまった形で追加されていった漢字集合のことを言い、以下のものがある。 CJK統合漢字拡張A (CJK Unified Ideographs Extension A) 1999年9月制定Unicode 3.0ISO/IEC 10646-1:2000に対応)において基本多言語面U+3400-U+4DBFのブロックUnicode 1.1までハングル定義していた場所)に追加されU+3400-U+4DB5の6,582字。当初は6,584文字予定であったが、そのうち2文字互換漢字領域にあったため、互換領域の2文字拡張Aとして扱うことにして、この2文字追加集合からは削除された。主として使用頻度の低い漢字含まれJIS X 0213一部対応しており、地名人名など用いられる漢字含まれている。2020年3月Unicode 13.0において、本ブロックにおいて文字定義されていなかったU+4DB6-U+4DBFに10字が追加された。 CJK統合漢字拡張B (CJK Unified Ideographs Extension B) 2001年3月制定Unicode 3.1ISO/IEC 10646-2:2001に対応)において追加漢字面U+20000-U+2A6FFのブロックU+20000-U+2A6D6)に追加され漢字42,711字。Unicode拡張漢字集合では最も字数多く、その大部分日常ではまず用いられない漢字であるが、JIS X 0213一部対応しており、地名人名など用いられる漢字含まれている。また拡張B以降集合には、かつてベトナム用いられていたチュノム含まれる。非常に膨大な漢字集合極めて短期間のうちに定めたため、漢字字形重複誤り多数見られる2020年3月Unicode 13.0において、本ブロックに対してU+2A6D7-U+2A6DDの7字が追加された。 CJK統合漢字拡張C (CJK Unified Ideographs Extension C) 2008年12月発行されISO/IEC 10646:2003 (UCS) の追補5に含まれており、Unicode 5.22009年10月制定)から対応。符号位置は、追加漢字面U+2A700-U+2B7FFの範囲予約されていたが、実際に追加されたのはU+2A700-U+2B734の4,149文字CJK統合漢字拡張D (CJK Unified Ideographs Extension D) 2010年発行されISO/IEC 10646ではISO/IEC 10646:2010含まれており、Unicode 6.02010年10月制定)から対応。符号位置は、追加漢字面U+2B800-U+2F7FFの範囲予約されていたが、実際に追加されたのはU+2B740-U+2B81Dの222字。 CJK統合漢字拡張E (CJK Unified Ideographs Extension E) 2014年9月発行されISO/IEC 10646:2014含まれており、Unicode 8.02015年6月制定)から対応。符号位置は、追加漢字面U+2B820-U+2CEA1の5,762字。 CJK統合漢字拡張F (CJK Unified Ideographs Extension F) 2017年発行されISO/IEC 10646:2017含まれており、Unicode 10.0(2017年6月)から対応。符号位置は、追加漢字面U+2CEB0-U+2EBEFの7,488字。文字基盤整備事業から提案された約1,800字や大蔵経テキストデータベース委員会から提案された約4,000字、さらにはチワン語プイ語用いられている伝統的な古壮字含まれている。 CJK統合漢字拡張G (CJK Unified Ideographs Extension G) 2020年3月制定Unicode 13.0に含まれている。符号位置は、第三漢字面U+30000-U+3134Aの4,939字で、ここでUnicode史上初め第三漢字面正式に文字割り当てている。 このほか、拡張G以降追加することが計画されているものとして、拡張H・拡張Iがある。

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