ゆうこの初恋【ユウコノハツコイ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11045号 |
登録年月日 | 2003年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | ゆうこの初恋 よみ:ユウコノハツコイ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2006年 2月 21日 | |
品種登録者の名称 | 高知県 | |
品種登録者の住所 | 高知県高知市丸ノ内1丁目2番20号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 松本満夫、岡田昌久、新田益男 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ノバセント」に「2-1-C」の4倍体の個体を交配して育成されたものであり、花はやや大輪の明緑黄色でスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は75~99㎝、茎の直径は5.0~9.9㎜、上部及び中部の色は淡緑、下部の色は淡褐、毛じはやや有、節間長は茎の中央部が10~19㎜、止葉下は40~59㎜である。葉序は2/5、葉の全体の形は披針形、ねじれは有、葉幅は10~19㎜、葉長は16~20㎝、光沢は有、数はやや少、着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅦ型、花の向きは30~59゜、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は150~179㎜、内花被の幅は40~49㎜、長さは9~12㎝、外花被の幅は30~39㎜、長さは9~11㎝である。花色は花弁の基部は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)、地色、中肋部及び縁部は明緑黄(同2705)、裏面は浅緑黄(同2703)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は明緑黄(同2905)、内花被の形はⅦ型、外花被の形はⅧ型、内花被先端の形状はⅢ型、反転の程度はⅧ型、外花被先端の形状はⅤ型、反転の程度はⅦ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは60~89㎜、花梗の太さは中、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30~59゜、1花茎の花数はやや少、花の香りはかなり弱、開花期は中である。「コネチカットキング」と比較して、花弁の地色、中肋部及び縁部の色が明緑黄であること等で、「ロイヤルレース」と比較して、茎の上部及び中部の色が淡緑であること、花弁の地色、中肋部及び縁部の色が明緑黄であること、花被に斑点が無いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に高知県農業技術センター(南国市)において、「ノバセント」にLAハイブリッド系の「2-1-C」をコルヒチン処理して得られた4倍体の個体を交配して胚培養を行い、開花した個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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