山口ST9号【ヤマグチST9ゴウ】(野菜)
登録番号 | 第15259号 | |
登録年月日 | 2007年 3月 22日 | |
農林水産植物の種類 | いちご | |
登録品種の名称及びその読み | 山口ST9号 よみ:ヤマグチST9ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 山口県 | |
品種登録者の住所 | 山口県山口市滝町1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山本雄慈、岡藤由美子、金重英昭、松本理、片川聖、藤井宏栄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統どうしを交配して育成されたものであり、果実は円錐形でかなり大きく、果皮の色が鮮紅の促成栽培に向く品種である。草姿は立性、草勢は強である。葉色は濃緑、葉の横断面の形状は平面、光沢は中、頂小葉の縦横比は同等、基部の形は円形、鋸歯の形は中間、葉柄の長さはやや長、ランナー数はやや少である。花及び花冠に対するがく片の大きさは大、花房当たりの花数は少である。果実の縦横比は縦長、大きさはかなり大、果形は円錐、果皮の色は鮮紅、果実の光沢は中、そう果の落ち込みは落ち込み小、がく片の着き方は反転、果径に対するがく片の大きさはやや大、果実の硬さは硬、果肉色は橙赤、果心の色は淡赤、果実の空洞は無又は極小である。開花始期は中、成熟期はやや晩、季性は一季成りである。「とよのか」と比較して、草姿が立性であること、そう果の落ち込みが小さいこと等で、「さちのか」と比較して、果皮の色が鮮紅であること、果肉色が橙赤であること等で、「さつまおとめ」と比較して、果肉色が橙赤であること、果心の色が淡赤であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に山口県農業試験場(山口市)において、出願者所有の育成系統どうしを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、16年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「山口いちご9号」であった。 |
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