モンパルナス大通りの老舗カフェ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 20:45 UTC 版)
「ラ・ロトンド」の記事における「モンパルナス大通りの老舗カフェ」の解説
ラ・ロトンドは1903年、パリ6区モンパルナス大通り105番地に開店した。同じモンパルナス大通りの99番地にル・セレクト(フランス語版)(1923年創業)、102番地にラ・クーポール(1927年創業)、108番地にル・ドーム(1898年創業)と老舗ブラッスリーが立ち並ぶ。これらをすべてモンパルナスの老舗ブラッスリーと称することが多いが、行政上は、ラ・クーポールとル・ドームが14区(モンパルナス地区)に属するのに対して、ラ・ロトンドとル・セレクトは6区(ノートル=ダム=デ=シャン地区(フランス語版))にある。また、ラ・ロトンドとル・ドームは第一次大戦前に創業したのに対して、ル・セレクトとラ・クーポールは戦間期に創業と、歴史的な背景も異なる。加えて、ラ・ロトンドとル・ドームは、ラスパイユ大通り(フランス語版)とモンパルナス大通りが交差するカルフール(交差点)・ヴァヴァン(現在のヴァヴァン駅周辺、1984年にパブロ=ピカソ広場(フランス語版)に改称)の、モンパルナス大通りを挟んでほぼ真向かいにあり、かつてはいずれもカルフール・ヴァヴァンのカフェとして知られていた。モンパルナスが発展を遂げ始める20世紀末前後に創業した両店舗は、まさにモンパルナスの歴史を生きてきたカフェである。一方、同じモンパルナス大通りを500メートルほど下ったところにあるクロズリー・デ・リラは、創業1847年とさらに歴史が古く、むしろ独自の歴史を刻んできた老舗カフェ・レストラン・ブラッスリーである。
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