モハ5800形の主要機器換装
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「東武モハ5320形電車」の記事における「モハ5800形の主要機器換装」の解説
同種の駆動装置を搭載していた5720系と同様に、モハ5800形の直角カルダン駆動装置もまた不調続きであった。ギヤボックスや自在継ぎ手周りに各種対策を施したものの油漏れや主電動機故障といったトラブルは収まらず、1954年(昭和29年)には一旦元の台車・主電動機を取り付け、車番もモハ5324・5325に戻された。外された主電動機・駆動装置は徹底的に修繕が施され、1957年(昭和32年)に再び装備されて車番をモハ5800・5801と再び改めた。 こうして再三手を加えて使用された駆動装置であったが、トラブルは一向に収まらずじまいであり、ついに1962年(昭和37年)、その使用を諦めて5700系の制御車クハ700形と台車を交換し、住友金属工業製FS106ゲルリッツ式台車に東洋電機製造製TDK-528/9-HM主電動機の組み合わせで正式に吊り掛け駆動車となった。それより以前にはあまり使われる機会のなかった発電制動の撤去も行われており、以降実質的にモハ5320形と同一性能となっている。 台車交換の組み合わせ モハ5800 ←→ クハ701 モハ5801 ←→ クハ700
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