モデル命名法規則の変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/15 03:12 UTC 版)
「AMD K10」の記事における「モデル命名法規則の変更」の解説
2007年6月始めの Computex 2007 の期間中、今後の AMD のマイクロプロセッサの命名方法についての新しい情報が明らかになった。性能と消費電力の範囲を示す文字が4桁のモデルナンバーの前に追加される。 新しいプロセッサ製品群のモデルナンバーは従来の Athlon 64 シリーズで用いられた PR レーティングとは明らかに異なっている(Athlon 64 FXシリーズの命名規則に従うと思われる Phenom FXシリーズは除く)。 DailyTech の報告によれば、モデルナンバーはアルファベットと数字の組み合わせで AA-@### のような書式であり、AA はアルファベットで、1 文字目がプロセッサーの等級、2 文字目が標準的な TDP による消費電力の範囲を示す。@ は系統を示す数字で、ブランドにより変わり(下表参照)、最後の 3 文字がモデルナンバーで、大きな数字が高い性能を示す。 モデルナンバーの詳細についてはあまり多くの情報が明らかになっていないが、プロセッサーは 3 つのセグメントに分割される: プレミアム、インターミディエイト、バリューである。 AsRockのWebサイトで明らかになったところではプレミアムセグメントのモデルナンバーは "G" クラスのプロセッサークラスを持ち、インターミディエイトは "B"、バリューレベルは "L" である。同様に、TDP にも 3 つのレベルがあり、"65W以上"、"65W"、"65W未満"、がそれぞれ "P", "S", "E" で表される。 2007年11月の時点で、AMD はモデルネームから一部の文字と、X2/X3/X4 というプロセッサのコア数を示す文字を取り除き、最初にプロセッサファミリを識別する 4 桁の数字のみが残っている。一方、Sempron は下記のような LE の接頭語を使い続けている。 2008年3月以降は、X2/X3/X4 というプロセッサのコア数を示す文字が導入されている。 シリーズナンバープロセッサシリーズ数字Phenom クアッドコア(Agena) 9 Phenom トリプルコア(Toliman) 8 Athlon デュアルコア(Kuma) 6 Athlon シングルコア(Lima) 1 Sempron LE シングルコア (Sparta) 1
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