メロードさいだんが〔‐サイダングワ〕【メロード祭壇画】
メロードの祭壇画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 05:40 UTC 版)
『メロードの祭壇画』(メロードのさいだんが(蘭: Mérode-triptiek、英: Mérode Altarpiece))は、初期フランドル派の画家ロベルト・カンピンが描いた三連祭壇画。ただし、カンピンが描いたオリジナルの三連祭壇画からの複製画ではないかと考える研究者も存在する[1]。現在『メロードの祭壇画』を所蔵しているニューヨークのメトロポリタン美術館では「ロベルト・カンピンと助手」の作品であるとしている[2]。さらに制作年度もはっきりとはしておらず、1422年以降、おそらくは1425年から1428年ごろではないかとされている。
- ^ 美術史家ローン・キャンベルは『 National Gallery Catalogues (new series)』(1998年、ISBN 185709171X)で単に「15世紀ネーデルラント絵画」としており、1974年の論文ではより具体的にこの祭壇画の作者が誰であるのかについて考察している JSTOR。
- ^ 「外部リンク」のメトロポリタン美術館公式サイトを参照。
- ^ メトロポリタン美術館の公式サイトと本稿の最終節参照。
- ^ JSTOR, Art Bulletin reprinted in: Meyer Schapiro, Selected Papers, volume 3, Late Antique, Early Christian and Mediaeval Art, 1980, Chatto & Windus, London, ISBN 0701125144
- ^ Lane, Barbara G. (1984). The Altar and the Altarpiece, Sacramental Themes in Early Netherlandish Painting. Harper & Row. pp. 42–47. ISBN 0064301338
- ^ quoted Shapiro:1
- 1 メロードの祭壇画とは
- 2 メロードの祭壇画の概要
- 3 出典
メロードの祭壇画
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「ロベルト・カンピン」の記事における「メロードの祭壇画」の解説
1425年から1428年ごろにカンピンは個人の依頼で三連祭壇画の『メロードの祭壇画』を描いた。中央パネルには「受胎告知」が描かれ、大天使ガブリエルが座って本を読んでいる聖母マリアに声をかけようとする構図となっている。聖母マリアの部屋は手入れの行き届いたフランドルの中流階級風に表現されている。
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