ロベルト・カンピン
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ロベルト・カンピン (Robert Campin、1375年頃 - 1444年4月26日)は、初期フランドル派の画家。日本語ではロバート・カンピン、ロベール・カンピン(カンパン)と表記されることもある。初期フランドル派最初の偉大なる画家とされることも多く「フレマールの画家 (Master of Flémalle)」という異名がある。カンピンの記録は当時のものとしては比較的整理されてはいるが[1]、間違いなくカンピンの作品であるといえるものは現在一つもない。フレマールに存在していた作品群がカンピンの描いたものではないかと想定されていることが「フレマールの画家」といわれる理由だが[2]、このことは百年以上にわたり議論の的になっている。
- ^ JSTOR An article by Lorne Campbell in the Burlington gives details and references.
- ^ Fragments remain probably from some wall-paintings for which he was paid in 1406-7 Campbell:72
- ^ Campbell op cit:72, and Campbell 1974
- ^ LASSAIGNE 1957:1849年、アーヘンで購入されたこの3枚は、リエージュ近郊のフレマール城(シャトー・フレマール)由来のものという伝承をもっていた。その後、誤解の結果「フレマール修道院」由来ということになってしまった。ところがそういう修道院は存在していなかった。一方、フレマールには「エルサレムの聖ヨハネ騎士団(いわゆるマルタ騎士団)」の病院兼教会施設があったのは事実である。
- ^ Campbell:72
- 1 ロベルト・カンピンとは
- 2 ロベルト・カンピンの概要
- 3 参考文献
固有名詞の分類
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