ミハルコ一行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 04:50 UTC 版)
「男爵にふさわしい銀河旅行」の記事における「ミハルコ一行」の解説
ミハルコ 惑星スパロウランドを治める男爵。猫の耳を生やし、眼鏡を掛けている。理想の乙女・アースライト姫を求めて、銀河じゅうを旅している。高貴なる者であるという自負を強く持ち、悪や不正、困っている者を見過ごせない。 旅費は基本的に領民からの税収で賄われているが、辺境の小さな所領であり、本人も小銭稼ぎを是としていないため、宿泊費や交通費を労働で贖うことも多い貧乏旅行である。 ノンシャランからの同衾の誘いを拒絶し続けており、その理由を「理想の乙女は清い体であり、自分だけ遊んでいるのは失礼」としている。それが「勝手な幻想であり、理想の押しつけ」だと指摘されると応じようとするも、うやむやとなり未遂。 ランパチカ 男爵家に長年仕える計算娘(ロボット)。大きな狐のような耳を持ち、口以外の顔面は黄色いパネルで覆われている。「はいます」「するます」といった独特な敬語を使う。 かなりの年代物で不調や不具合が多く、保証も300年前に切れているものの、ミハルコへの忠誠は篤く、旅の実務を取り仕切っている。 魔法を毛嫌いしているが、占いは統計と心理学として信用している。 ノンシャラン 角をはやした、褐色の肌の吟遊詩人。ハーディ・ガーディを扱う。 ある惑星の宿屋がダブルブッキングを起こした際にミハルコたちと出会う。当初は「銀河公安室の汎銀河捜査卿」や「カシオペア大学の星雲神学教授」を名乗るも、ミハルコとランパチカに知り合いの去就を尋ねられるとすぐさま撤回している。その後、複数の偽造パスポートを所持していたため連行されそうになったところを、ミハルコに宮廷付き吟遊詩人であるとの方便で救われ、以後従者として同行する。ことあるごとにミハルコに同衾を迫るが、果たされない。 カバン ミハルコの鞄。この作品における鞄は生物であり、四本脚でミハルコについて歩く。中古品だが、凶暴で空腹になると何をするか分からず、前の持ち主を食い殺している。サバ缶が好物。見た目以上に物を収納することができ、中味は主に日用品と甲冑。
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