マーティン・ジャクソン
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「スウィング・アウト・シスター」の記事における「マーティン・ジャクソン」の解説
Martin Jackson - 1958年8月30日、マンチェスター生まれ。元パンク少年だったが、ワルシャワ(後のニュー・オーダー)というバンドに参加後、ヴァージン・レコード店の壁に貼ってあった「ドラマー募集」という広告を見て応募したのが、マガジンというバンドだった。マガジンがアルバム「リアル・ライフ」を発表後にメンバー間で衝突し、彼のドラミングに変化があったという。その後ザ・カメレオンなどの多くのバンドでドラムを演奏した。その後カリマに参加し、そこでアンディと出会う。 スウィング・アウト・シスターでもドラムを担当したジャクソンは、2枚目のスタジオアルバム『カレイドスコープ・ワールド』録音中に突然脱退した。アンディは「グループがやろうとする音が変わったから彼が離れた。彼はダンスビートの曲作りに興味があったから。しかし今回のアルバムはもっと歌をメインにしようということになった。だから彼は自分の道を進もうという決意をした」と言っている。コリーンは「もし彼の書いたものを使ったら、もっと新しい手法のエレクトロニクスの多い音になっていたと思う。でも今回はオーソドックスな、いわゆるヴァース・コーラスやミドルエイトなどが入った曲を志向したの」と語っている。プロデューサーのオードフィーは、「ジャクソンはバンドを立ち上げる重要な役回りを受け持ち、彼無しにはスウィング・アウト・シスターは世に出なかった」と語った。しかし、その一方でジャクソンのドラム演奏をアルバムで使わず、セッションドラマーとして有名なクリス・ウイッテンを起用した。そのため、『ベター・トゥ・トラベル』でジャクソンはパーカッション演奏とクレジットされている。オードフィーは、ジャクソンがハード・ロック志向を高めてバンドを脱退した際、それも仕方が無い事と評した。その後、ジャクソンはフランク・ザッパの音楽活動に加わった。
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