マータラとは? わかりやすく解説

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マータラ【Matara】

読み方:まーたら

スリランカ南部都市同国最南端、インド洋に注ぐニルワラ川の河口位置するコロンボから海岸沿いを走る鉄道終点古くから海上交易拠点となり、ポルトガル・オランダ時代の砦や教会が残る。大仏壁画有名なウェヘラヘナ寺院がある。2004年スマトラ沖地震津波大きな被害受けた


マータラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 15:33 UTC 版)

マータラ
මාතර
மாத்தறை
Matara

マータラ駅
愛称 : mathota
位置
マータラ
マータラ (スリランカ)
座標 : 北緯5度57分 東経80度32分 / 北緯5.950度 東経80.533度 / 5.950; 80.533
行政
スリランカ
  南部州
  マータラ県
 市 マータラ
市長 Sosindra Handunge
地理
面積  
  市域 13 km2
標高 2 m
人口
人口 (2012年[1]現在)
  市域 47,420人
    人口密度   3,647人/km2
その他
等時帯 スリランカ標準時 (UTC+5:30)
郵便番号 81xxx
市外局番 041

マータラシンハラ語: මාතරタミル語: மாத்தறை英語: Matara)は、スリランカ南部州マータラ県の都市である。スリランカの最南端に位置しており、同国最大の都市コロンボからは160 km程の距離に位置している。マータラ県の県都であり、スリランカの商業における主要なハブの一つである。[2]

歴史

ウェヘラヘナ寺院の新しい仏像

マータラは歴史的にはルフナと呼ばれる領域の一部であった。都市の中央にある寺院は古代の王により建てられたもので、現代ではこの地域における仏教の重要な聖地となっている。16世紀から18世紀にかけて、マータラはポルトガルオランダの支配下に置かれており、その文化と建築物は今でもマータラに残されている。デウンダラ岬の灯台はオランダにより建てられたもので、スリランカでも最も古く、そして美しい灯台の一つである。市内にそびえる2つの要塞もポルトガルとオランダにより作られたものである。その他のオランダ時代の重要な建物としては、セント・マリア・チャーチとNupe junctionのマーケットがある。

マータラではシンハラ人が多数派を占めるが、16世紀から17世紀にかけてこの地にはアラビアから多くのムーア人が交易に訪れており、今日でもその子孫が少数派として居住している。

マータラは、2004年12月のスマトラ島沖地震における津波において、深刻な被害を受けた。

交通

マータラはコロンボから南に向けて海岸沿いを走る鉄道コーストラインが通じている。しかし、カタラガマへの延伸が進められており、2019年にベリアッタまでの区間26キロメートルが開通した[3]

マータラはスリランカの主要な交通のハブであり、コロンボから南に延びるA2ハイウェイもこの都市を走っている。2014年には同じくコロンボ首都圏から南に向かう南部高速道路がマータラまで開通している。

主な出身者

参考文献

関連項目



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