マーズ・リコネイサンス・オービター
名称:火星探査機マーズ・リコネイサンス・オービター(Mars Reconnaisance Orbiter)
小分類:火星観測
開発機関:アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ国名・機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:2006年3月12日(日本時間)
打ち上げ国名:アメリカ合衆国
打ち上げロケット:アトラスV
打ち上げ場所:ケープカナベラル空軍基地
マーズ・リコネイサンス・オービターは、2005年8月12日に打ち上げられた火星周回衛星で火星表面をくまなく偵察する事を目的としています。(Reconnaissanceとは「偵察」という意味)。2006年3月11日(日本時間)に火星に到着し、2006年11月から約4年間にわたり、火星を最大解像度1mという細かさで観測することが計画されています。
マーズ・リコネイサンス・オービターは3つのカメラを含む6つの観測機器を搭載しています。その一つが高解像度撮像装置 (HiRISE: High Resolution Imaging Science Experiment) で火星の表面を帯状に撮影します。カメラは可視光線領域及び近赤外線領域をカバーし、解像度は1mに達します。これまでよりも火星の地形をさらに詳しく知ることができるのです。
マーズ・リコネイサンス・オービターの目的は、火星の気象を探ること、火星の地表を詳細に調べて水に関係した地形を調べること、将来の火星探査に備えて、サンプルリターン探査や着陸に適した場所を見つけること、などです。
2006年11月に観測を開始後、1976年に着陸したバイキング着陸機や、現在火星を探査中の「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」火星ローバーの「スピリット」の姿を撮影しています。2007年2月には、さっそく火星に水が流れていた証拠となる地形を発見しました。
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