マルチン_(スロバキア)とは? わかりやすく解説

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マルチン (スロバキア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/20 01:03 UTC 版)

マルティン
Martin
市旗 市章
位置

マルティンの位置
位置
マルチン
マルチン (スロバキア)
マルチン
マルチン (中央ヨーロッパ)
マルチン
マルチン (ヨーロッパ)
座標 : 北緯49度03分54秒 東経18度55分19秒 / 北緯49.06500度 東経18.92194度 / 49.06500; 18.92194
行政
スロバキア
  ジリナ県
 市 マルティン
市長 Andrej Hrnčiar
地理
面積  
  市域 67.736 km2
標高 395 m
人口
人口 (2005年現在)
  市域 59,257人
    人口密度   875人/km2
公式ウェブサイト : www.martin.sk

マルティンスロバキア語Martin [ˈmartin]  発音、1950年までの市名はTurčiansky Svätý Martin [ˈturtʂɪɐnski sʋɛɐtiː ˈmartin]ハンガリー語:Turócszentmárton、ドイツ語Turz-Sankt Martinラテン語Sanctus Martinus / Martinopolis)は、スロバキア北部ジリナ県の都市。ヴァーフ川流域にあり、マラー・ファトラ山地の麓にある。ジリナ市が近い。

歴史

最初にマルティンに関する記述がされたのは1264年のものとされる文献で、当時の地名はZenthmartonであった。定住地が王立の町となったのは1340年である。

乱世の15世紀に、町が焼かれた1433年のフス派の攻撃を例とする、多くの災難にマルティンは見舞われた。ちょうど10年後、地震で再び町は破壊された。レヴァイ家の直接的な影響下で、マルティンは徐々に王家の町から自由市へと前進していった。18世紀からマルティンはトゥリエチ地方の中心となった。

町は19世紀に第一のスロバキア文化中心地となった。いくつもの文化団体がこの地に設立された。大部分の政治活動が19世紀から20世紀初頭のスロバキア民族解放運動へと導き、それらはマルティンから組織されたものだった。この時に町は産業化された。最初の印刷物は1869年に刊行され、家具工場Tatra nábytokは1890年に創業された。

1918年にブラチスラヴァがスロバキアの首都となると、マルティンの重要性は低下した。今日、スロバキア国立図書館と公共の文化科学機関マチカ・スロヴェンスカーはマルティンに本拠をおく。

スロバキア共和国国民議会は、1994年8月24日、スロバキアの国民文化中心地であるマルティンで、厳かに布告した。

地理

マルティンは標高395メートル地点にあり、面積は67.74平方キロメートルである[1] 。スロバキア北部トゥリエチ盆地にあり、ヴァーフ川が流れる。小ファトラ山地、大ファトラ山地、さらに南方にはツィアル山地とクレムニツァ山脈がある。最も近い主要都市は30キロ北西のジリナ、60キロ南東のバンスカー・ビストリツァ、230キロ南西の首都ブラチスラヴァである。

マルティンは10の区に分かれている。: Jahodníky, Ľadoveň, Stred, Sever, Košúty, Podháj, Stráne, Priekopa, TomčanyZáturčie.

気候

マルティンは温帯に属し、四季の区別のはっきりした大陸性気候である。夏は暑く、冬は寒くて雪がちである。年間平均気温は7℃、年間平均降水量は750ミリから860ミリである。降雨の大半が6月から7月初旬にかけて集中する。年60日から80日積雪が残る。

統計

2001年の調査では、人口の94.9%がスロバキア人、1.6%がチェコ人、0.5%がロマ人、0.2%がハンガリー人である。信仰は、44.1%がカトリック教会、31.2%が無宗教、17.2%がルーテル教会に属する。[1]

見どころ

Martin ( east view )

最古の建物は、13世紀に建てられた、トゥールのマルティヌスに献堂したロマネスク様式の教会である。スロバキア国立博物館は民族学収集品を収める。郊外の野外博物館ヤホドニーツケ・ハーイェは、伝統的な民族建築、トゥリエチ地方の民俗伝承を展示している。スロバキア国立墓地は、パリにあるパンテオンに触発されて建てられた名士合祀殿である。

マルティンはマラー・ファトラ山地とヴェルカー・ファトラ山地に囲まれ、冬は良質のスキー場、夏はハイキングが楽しめる。

教育

ブラチスラヴァに本部を置くコメンスキー大学(コメニウス大学)の薬学部がある。

交通

マルティンはブラチスラヴァからコシツェへ向かう主要道に近く、同様に主要鉄道へも近い。ジリナ、トゥルツィアンスケ・チェプリツェ、ルジョムベロクへ直行できる。公共交通機関はマルチンだけでなく、郊外のヴルートキの町やビストリツカ、リポヴェツ、トゥルツィアンスケ・クラツァニの村へも伸びている。

友好都市

参照

  1. ^ a b Municipal Statistics”. Statistical Office of the Slovak republic. 2008年1月22日閲覧。

外部リンク


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