マツヨイグサ属の主な種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 23:04 UTC 版)
「マツヨイグサ属」の記事における「マツヨイグサ属の主な種」の解説
アレチマツヨイグサ Oenothera parviflora 帰化植物。近年の分類ではメマツヨイグサと同種とされるので、この名は使われない。 オオマツヨイグサ Oenothera erythrosepala 原産地は不明で、径約7cmの大きな花を咲かせるところから、ヨーロッパで品種改良された園芸種と考えられている。日本では1870年代に渡来し、その後野外に逸出し帰化植物化した。 オニマツヨイグサ Oenothera grandiflora 北米原産の帰化植物で、本州中部以西に産する。瀬戸内沿岸では特によく見られる。オオマツヨイグサと同じ大きな花を咲かせる。 キダチマツヨイグサ Oenothera fruticosa 北米原産の園芸種。 コマツヨイグサ Oenothera laciniata 北米原産の帰化植物。オオマツヨイグサなどと同じ1870年代に日本に侵入したと考えられている。花を含め全体的に小ぶりで、茎は地上を匍匐する。日本では近年になって見る機会が多くなった。鳥取砂丘では砂丘を緑化する害草として駆除されている。 シモフリマツヨイグサ Oenothera glauca 北米原産の園芸種。 チャボツキミソウ Oenothera acaulis チリ原産の園芸種。本属には珍しい高山植物。草丈は15cm程度であり、タンポポに似るので、ツキミタンポポの別名がある。 チャボマツヨイグサ Oenothera triloba 北米原産の園芸種。チャボツキミソウに似るが、花色は黄色である。 ツキミソウ Oenothera tetraptera メキシコ原産の園芸種。渡来時期はマツヨイグサと同じくらい古く、江戸時代には園芸植物として渡来したが、他種ほど繁殖力や生命力が強くないので野外に逸出していない。また園芸植物としてもその後廃れたため、よく名を知られている割には滅多に見る機会がない。詳細は外部リンクを参照。 ハマベマツヨイグサ Oenothera humifusa 北米原産の帰化植物。コマツヨイグサに似るが茎は直立する。名の通り海浜によく生える。 ヒナマツヨイグサ Oenothera perennis 第二次世界大戦後に群馬県の牧場で帰化が確認された。北米原産。 ヒルザキツキミソウ Oenothera speciosa 園芸種であり、現在も広く栽培されているが、野外に逸出し帰化植物化している。 マツヨイグサ Oenothera stricta 帰化植物。 ミズーリマツヨイグサ Oenothera missouriensis 北米原産の園芸種。 メマツヨイグサ Oenothera biennis 北米原産の帰化植物。1920年代に侵入したと考えられている。おそらく現在日本で一番よくみかける種類で、完全に雑草扱いされているが、アメリカでは民間療法において様々な薬効があるとされており、また種子は月見草オイルの原材料になる。 ユウゲショウ Oenothera rosea 北米原産の帰化植物。赤花を咲かせる。詳細は外部リンクを参照。
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