マスメディアとの関わりとは? わかりやすく解説

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マスメディアとの関わり

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:50 UTC 版)

赤ちゃんポスト」の記事における「マスメディアとの関わり」の解説

慈恵病院の「こうのとりのゆりかご」については、大きな話題呼んだことから、テレビ番組などマスメディアでも度々取り上げられている。 2013年11月25日には、TBS制作テレビドラマこうのとりのゆりかご〜「赤ちゃんポスト」の6年間と救われた92の命の未来〜』が放映された。当時プライバシー保護観点から、TBS側はドキュメンタリー番組としての制作は困難と判断し実話元にしたフィクションとして制作された。熊本市舞台とし、病院名は「聖母子病院」という設定になっている制作にあたり慈恵病院のほか、系列局RKK熊本放送熊本県および熊本市フィルム・コミッション熊本市交通局など地元全面的な協力得て撮影された。 TBSテレビドラマ放映にあたり慈恵病院は、「子供遺棄殺人という最悪事態を防ぐための、最終手段としてのこうのとりのゆりかご』の存在をまず知ってほしい」「子供託す親も様々な事情抱えており、善悪賛否ともあれ子供預けられその子供たちが成長しているという現実を、広く社会知ってほしい。子供たちのためにどうすべきか共に考えてほしい」という旨のメッセージ公式サイト掲載した。このテレビドラマ放映影響により2014年同病院への相談件数増加したNHKテレビでは継続的に取材続けており、2015年4月からノンフィクション番組として放送している。『クローズアップ現代+』では、「ゆりかご設置8年目2015年4月7日に「“ポスト” に託された命~赤ちゃん100人のその後~」として放送し設置10年目2017年6月8日には「僕の生みの親はどこに?~10年後の赤ちゃんポスト~」として放送され番組中では「こうのとりのゆりかご」に預けられた後に成長した少年インタビュー答えた。またNHK教育テレビETV特集』『ハートネットTV』などでも複数放送されている。 NHK番組での取材内容は、NHK出版新書『なぜ、わが子を棄てるのか―「赤ちゃんポスト10年真実』としてまとめられ2018年5月8日出版された。この新書には2017年の『クローズアップ現代+』で放映され少年インタビュー収録されている。少年里親家庭引き取られ大切に育てられているが、新生児ではなく幼児の頃に「こうのとりのゆりかご」に預けられその時のことを鮮明に記憶しており、「ゆりかご」に置き去りにされた瞬間ルーズリーフ描いて勉強机引き出ししまっているという。少年NHKの取材対し、「僕をポスト入れてくれなければお父さんお母さん里親のこと)と会えなかったと思うし、この家で生活することもできなかった。道端置き去りにするんじゃなくて、ポスト入れてくれてよかった赤ちゃんポスト入れてくれたから今の僕がある。『ありがとう』と言いたい」と答えている。一方で少年は、自分生みの親わからないことで混乱し、どんな人だったのかと悩んだ時期もあったと告白し、「(生みの親の)写真1枚でもいいから赤ちゃんポスト中に一緒に入れてほしかった」と語っている。

※この「マスメディアとの関わり」の解説は、「赤ちゃんポスト」の解説の一部です。
「マスメディアとの関わり」を含む「赤ちゃんポスト」の記事については、「赤ちゃんポスト」の概要を参照ください。

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