マイクロチップの部品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 04:13 UTC 版)
「マイクロチップ (動物用)」の記事における「マイクロチップの部品」の解説
マイクロチップインプラントはパッシブ型RFID装置である。内部電源がない場合は、スキャナーまたは他の電源から電力が供給されるまで動作しない。チップ自体は限られた周波数としか相互作用しないが、デバイスは、ある周波数に対して最適化されているが選択的ではないアンテナも持っているので、迷走電磁波を受信し、それを用いて電流を発生させ、再放射する可能性がある。 ほとんどのインプラントは3つの要素を含んでいる。「チップ」または集積回路。場合によってはフェライトコアを有するコイルインダクタ。そしてコンデンサー。チップは、情報を符号化するための固有の識別データおよび電子回路を含む。コイルはトランスの二次巻線として機能し、スキャナーから誘導結合された電力を受け取る。コイルとコンデンサはともにスキャナーの振動磁場の周波数に同調した共振LC回路を形成し、チップに電力を供給する。その後、チップはデータをコイルを介してスキャナに送り返す。チップがスキャナーと通信する方法は、後方散乱と呼ばれる方法で、電磁界の一部となり、ID番号をスキャナに伝えるように変調する 。 これらの部品は、生体適合性のソーダ石灰ガラスまたはホウケイ酸ガラスで覆われ、気密封入されている。有鉛ガラスはペットのマイクロチップには使用すべきではなく、消費者は信頼できる供給元からのマイクロチップのみを用いるべきである。ガラスはポリマーでコーティングされていることもある。一般的に、パリレンC(別名・塩素化ポリジメチルベンゼン)をコーティング剤に用いる。プラスチック製のペットマイクロチップは、Datamars製造業者コード981の下で2012年から国際登録簿に登録され、ペットに埋め込まれている。特許によると、シリコン充填ポリエステルシースであることを示唆しているが、製造業者は正確な組成を開示していない。
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