ポピュラーカルチャーにおける拡張現実
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 23:41 UTC 版)
「拡張現実」の記事における「ポピュラーカルチャーにおける拡張現実」の解説
ARのようなものは発想としては古くからあり、コンピュータ研究の初期の1960年代にはすでにARのような技術のために使うシースルーHMDなどの開発が始まっていた。そのため、SF作品を中心に様々なジャンルのフィクション作品の題材として取り上げられてきた。 日本におけるAR技術周知のきっかけとなった作品の一つとして、2007年のアニメ『電脳コイル』の存在を挙げる声が多い。ARが社会に普及した世界の日常が描かれ、作中に登場するデバイス「電脳メガネ」にはARだけでなくMR技術も使われている。また2009年のアニメ『東のエデン』も『電脳コイル』と並んで日本国内の現実のARサービスの盛り上がりに影響を及ぼした作品であると言われる。作中には、携帯カメラを使って建物や人物の情報が分かるARシステム「東のエデンシステム」が登場する。 それら以前にもAR技術を使ったデバイスが登場する作品は数多く存在し、漫画/アニメ『ドラゴンボール』に登場する相手の戦闘力を見ることの出来る「スカウター」なども、HMDを使ったARデバイスの一種と言える。 映像作品では、登場人物の顔や表情を描写する都合からか、『電脳コイル』の電脳メガネのような透過型のHMDや、『ドラゴンボール』のスカウターのような通信機などのヘッドセットに付属した片眼鏡型で描かれることが多い。
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